2007年8月23日木曜日

8月23日(木)女性教諭を求む

女性教員を求む
・ 本校には専任教員が60名弱いるがそのうち女性専任教員は養護教諭を含めても5名にしか過ぎない。これではあまりにも少なすぎるのである。大体教員100名規模の学校であるから、公立並みの女性専任教諭比率を目標とすれば、まず第一段階、20%としても20人は必要である。
20年度からは総合コースも共学にするのでますます女性徒は増えてくる。別に男性教員で構わないでないかという議論もあるが、女生徒の相談相手や教育にやはり女性専任教員の存在は有力な部分もあろう。とにかく5名では少ない。今数千万円以上を投じて立派な家庭科実習室等を作っており、受け入れインフラは十分に整備中である。
・ 設備はお金を使えば何時でも出来るが教師の手配となるとそうは簡単にはいかない。決して偏見ではないが、自分の経験ではどうも女性教員は男性教員に比べて、ジェンダーの問題ではなくて、個性差・個人差がとても大きいと見えてならない。良い悪いを言及しているのではなくて、振幅が大きいと見えている。要は男性以上に女性教員の採用には気を使うということだ。
・ まず家庭科の専任教諭が必要である。そして体育にも女性教諭がすぐにでも必要だ。大体、保護者からは体育の時間は「いつもテニスばっかりですね?!」などと皮肉を言われている。体操、ダンス、ハンドボールとか、実施して欲しいと言われるのだ。分かりますよね、この気持ち。
生徒生活指導でも女性教員は必要だ。スカートの長さや、化粧、髪染めなど微妙な指導の対応もある。経験は有してきたといえどもまだ共学にして3年目であり、数も1500人中250名程度であり、これが半分半分となったら「一体どうなるのか?」想像もつかないと一部の男性教員の顔に書いている。
・ 大体男性教員自体が自分の子どもの教育でさえ、「息子に比べ娘は難しい」と言っているのだから世話はない。浪速30年のベテラン教師も女生徒との指導には気を遣うと言っている。言葉使い、間合いの取り方等、とにかく難しいと言うが、経験が無いだけの話だと思っている。校長から見れば男子も女子もまったく差がないし、どちらも大切である。“頑張れ、男子教員!来年以降、女性徒がドット増えるよ。”
・ 知り合いの女子高の理事長や校長にお願いして、何時でも「良い女性教員をご紹介ください」とお願いしているが話はまだない。大学の新卒にも募集をかけている。公立が大量採用の時代になっており、私学は11月以降の公立が決着してからの事か?
・ 年齢、教科は問わず、清潔感に溢れ、颯爽として、生徒生活指導がまず出来、もちろん教科指導に優れ、他の教諭と協調性があり、全人格的にバランスが取れ、家庭と仕事先即ち私と公のメリハリを持ち、健康で何より「教師という仕事が大好き」という方がおられればどうか本校で「専任教諭」として働いてみませんか。もっともこの要求条件は男性教諭にも当てはまりますが・・・。組合からも常勤講師を減らして専任化するよう要望を受けている。私は良い教員の確保と育成、公平な評価こそ唯一絶対の校長の仕事だと確信しています。