2007年8月29日水曜日

8月29日(水)校長留め書き

1.センター英語リスニング対策講座の開設
 ・ センター試験にリスニングが入って3年が経つ。また新聞報道によれば文科省は高校英語教育の学習指導要領を変えようとしている。小学校で英語教育がなされ始めていることには賛否両論があるが、いずれにしても学校教育で英語教育が今変わろうとしていることは間違いない。
 ・ 本校では今夏からある民間教育機関とタイアップして「リスニング訓練」を開始した。積み重ねたノウハウを有する民間機関が校内において出題形式、問題パターンごとの解法や対策を実際の問題を通じて授業するのだ。一度に力がつくわけではないが「生徒にその気になってもらう」意識付けも重要である。
 ・ すべてを教員がしなくても良い。力のあるところにアウトソーシングする考えもある。初めての試みゆえ、今回の費用は法人会計から捻出した。効果があれば来年以降は「教育後援会」から費用援助してもらう考えである。
2.硬式野球部練習風景の視察
 ・1,2年生の練習風景を見る。3年生が引退し、ここに来てようやくまとまりと活力が感じられる。狭いグラウンドで100名近い球児たちの動き回るさまは見ていて気持ちが良い。
3.天皇皇后両陛下のお写真
 ・長居陸上で奉迎申し上げたときのお写真が出来てきたが、「素晴らしい出来上がり」で、昨日の理事会メンバーも「欲しい。」と希望者が多く対応することにした。
4.制服メーカーとの打ち合わせ
 ・高校、中学の制服見直しについてメーカー、販売店の方々と副校長、担当主事含めてサンプルを見ながら検討を進めた。案が大分詰まってきたがもう少し検討を継続する。
 ・ 基本的に来年入学してくる新1年生対象ではあるが、在校生からのアンケート調査が大変に助かっている。課題は「靴」である。当然成長著しい中学とある程度固まってくる高校生の靴は選択の基準が異なる。
 ・ しかし学校用品を扱う様々な事業母体の商流、マーケット規模、受注に至るプロセスなど考えさせられる。「制服業者」「靴業者」「運動着、用品業者」「かばん業者」「教科書取り扱い業者」「アルバム作成業者」「修学旅行扱い業者」「学校案内等作成業者」「食堂給食取り扱い業者」等々そのマーケット規模は大きいし固定化されているのが実態だ。「祖父の時代からのお取引で・・・。」という業者さんは多い。少子化の中でこれらの業者の方々も競争が激しいのではないかと思う。
 ・ 前から私は「残されている巨大な、“閉ざされたマーケット”が学校」と論文などに書いているが「その通り」だという感慨は消えない。担当する教職員にはこれらの業者との「お付き合いの仕方」について厳しく言っている。本校では過去一切、不祥事などないが時に新聞紙上を他校がにぎわせている。