2007年9月2日日曜日

9月2日(日)サッカー部応援

サッカー部応援・・・部活動その2
1.ゆっくりとした日曜日。私学に勤務し始めてから最初のうちは土曜日勤務がしんどかったが、体はなれるものだ。それでもさすがに日曜日はゆっくりとしたい気持ちがある。公私を問わず「なんやかや」と用事があるのだが今日はまったくない。こういう日は気分がゆったりとして心が朝からうきうきしてくる。
2.ところがどっこい、家でゆっくりという性分ではないため、今日はサッカー部の秋の公式戦の応援に出かけることにした。行く途中は長居で「女子マラソンの応援」に行き、「土佐礼子が3番目」でスタジアムに入るのを見定めて府立大和川高校のグラウンドに出向く。ここは一度訪問したことがあるところだ。隣の建物「府立教育センター」には4年間良く通った場所だ。
3.すでに試合は前半の20分が過ぎたところで本校は1対0で勝っていた。対戦相手は清風南海高校、結果的に4対2で下す。これで2回戦を突破。多くの保護者が応援に来ておられる。何時も保護者が校長に敬意を表してくれるのであろうが「冷たい飲み物」を運んでくれる。なんとも言えず、これは気分が良く、嬉しい。
4.サッカー部は100名近い部員がおり野球に匹敵する運動クラブである。硬式野球でもサッカーでも試合観戦は楽しい。勝てば尚嬉しい。しかし監督や顧問の先生の苦労がしのばれる。試合に出れない控えの選手のこともあるだろうし、保護者の信頼も得なければならない。当然勝負の勝ち負けもある。恐らく自分の時間などないのではないか。家庭を犠牲にしていることは間違いない。これには頭が下がる。試合に勝って僕は喜んでいたがY監督は「駄目な試合をしました。」と言って機嫌は悪かったな。
5.とにかく「部活動の取り扱い」は「悩ましい問題」が多い。すべては国の施策「部活動は法令で定める教育課程とは認知されていない」ことからすべては始まる。しかし実態は大きな教育活動であることは間違いない。英語、数学は出来なくとも、あるスポーツにかけては目を見張る能力を有し、その鍛錬や団体生活での人間修練が予想を超える教育的成果を生むことは事実である。
6. 高校生活から「部活」という言葉をもはや取り去ることはできない。しかしここが学校経営としては悩ましい。部活動に従事する生徒と教員の直接的費用と処遇の問題である。合宿や遠征の費用や用具など金銭的整理も安全保険上の配慮もいる。生徒は「受益者負担」として個人的負担として、保護者の応援をお願いしても付き添いの教員にまでというわけにも行かず、さりとて豪華極まりない「往復飛行機による宮崎合宿」や「蓼科高原メッカでの合宿」など他のクラブや教科指導で生きている教員とのバランスの問題もあるのだ。
7.運動クラブの教員は大体「体育会系」の教員で細かいことは余り言わないだけに校長としては配慮してやりたい。教科指導も部活動指導も何もしない教員が案外「手当てとかに細かい」。どうもこのような感じがする。