2007年9月8日土曜日

9月8日(土)神社神輿と雅樂部

神社神輿
1.本校には素晴らしい「お神輿」が2台もある。大きさは大と中で一応高校用、中学用としている。いつもは倉庫にしまっており、9月の「浪速祭」に自治会、生徒が神輿を担いで「校内、近隣を練り歩く」という。
2.小さい方は創立60周年にPTA・春風会から(昭和58年)、大きい物は昭和63年3月浪速中学校後援会からの寄贈である。神輿に張られている覚え書きには「学校法人大阪国学院の建学の精神を体し、神輿一体を寄贈し,隆盛を祈ります。」と書いてある。バブル全盛時代とは言え、大変豪華なもので,一説には2000万円以上という。元気な時代があったのだなー。“すごい学校だわ!”
3.とにかく立派なものであり、年に1回の使用だけでは「宝の持ち腐れ」と考え、今年の入学式から新入生歓迎の意味を込めて在校生に体育館で「お練り」をして貰った。1年生や保護者はまさか入学式に神輿が出てくるとはと、びっくり仰天していたが、大好評であった。大きすぎて体育館に入れるのに苦労したが、これは定例化しようと思っている。
4.このようなものを年に数回倉庫から持ち出すだけでは知恵がないと思い、更に考えを発展させた。事務長のアイデアであるが「見えるところに陳列したらどうか」というのである。この話に私は飛びついた。大阪府神社庁にも本校より小さい貸し出し用(?)の神輿を玄関横に陳列しており、この事を想いだして「ピツ」と来たのである。今、陳列に適当な場所を探している。
雅楽部
1.また本校には「雅楽部」というのがある。さすがに神社神道系の学校である。平成4年に同好会としてスタートして活動を開始し、平成7年に部として登録。この部を生み育ててくれてきた顧問の先生に感謝。学院神社を有し、「例祭」などある行事の中で日本古来の楽器を奏でる雅楽部の存在意義は大きい。
2.近隣で有名な雅学部は奈良の天理高校、大阪では本校のみである。ご指導いただく先生は非常勤で外部の専門の先生にお願いしている。例祭などで生徒が正装束に烏帽子をつけ雅楽器が織りなす、ゆったりとした音曲は心を和ませ、豊かな気持ちにさせてくれる。
3.現在のところ部員数は7名であるが今後部員が増えることを希望している。楽器は横笛の龍笛、それに最近、「」という楽器を購入した。30数万円もする高価なものであったが予算を工面し雅楽部への激励の意味で調達した。
4.9月7日の大阪日々新聞に大きく記事が載る。“進め、文化の星、部活動拝見”というコラムだ。9月22日の秋季例祭に大きな出番が待っている。その後は9月30日、森之宮青少年会館で私立中高連芸術文化祭典があり、また11月3日文化の日には、地域の“住吉福祉まつり”に出張演奏を依頼されている。大変良いことである。
神社みこしも雅楽部も本校のアイデンティティを考えれば宝物である。校長として大切にし、後世に引き継いでいかなければならない。