2008年2月5日火曜日

2月5日(火)イントラネット試行

1.日教祖への会場貸し出し拒否問題:その2
・ あれで収まるかと思ったら、じくじくと長引いている。今日は「日経の社説」にまで大きく出ている。昨4日で教研集会は終了した。全体集会は出来なかったが分科会は大きな混乱はなかったという。
・ 日教組は閉会に際して改めて「ホテル側の対応を強く非難する声明」を出した。今後は来年の開催地の選定に入ることになろうが、果たして「来年はどの会場でどのような結末になるのであろうか」社説記事で注目したのは次の文言が入っていることだ。「・・確かに日教組の主義主張に批判は少なくないが・・・・」というものだ。
・ 大手新聞がこのように書くのも珍しいのではないか。今回の騒動で概して新聞報道は司法命令を無視したホテル側に厳しい意見が注がれているが、プリンスホテルは「頑として応じず、使用を拒否」した。
・ 大手の名門プリンスホテルがここまでして貸し出し拒否を貫いた根性もすごい。右翼団体の押しかけは警察とタイアップすれば何とかなるのが今までの例で、過去大きな混乱は無かった。それでもプリンスは受け入れ拒否したのは日教組の主義主張に反対するからこそではないかとうがった見方をしてしまう。
2.神奈川県教育委員会
 ・出てきました、出てきました。この季節になると定例行事みたいに卒業式、入学式の国歌斉唱時の「起立問題」が新聞報道に現れます。神奈川県教委は昨日起立しなかった教職員名について「収集を継続する方針」を固めたとある。
 ・県の第三者機関が「思想信条に該当する個人情報で氏名収集は不適と答申」したが、県教委は「収集は客観的事実で内面に関わる個人情報ではない」とし、加えて「職務上の行政情報に過ぎない」とまで言い切っている。
 ・「教職員の異動がある中で起立するよう継続して指導するには誰が起立し、しないかの情報は不可欠」との県教委の姿勢と、現在氏名を報告された16人の教職員が「思想信条に関係する個人情報の取り扱いを禁じた県の個人情報保護条例に違反」と不服を申し出ている最中の出来事だ。
 ・生徒保護者来賓、他の教職員全ての人が見ている前で「国歌斉唱時に起立しないで据わったまま」いることの確認が何故個人情報取り扱いの違反になるのか、私にはよく分からない。
3.兵庫教育大学大学院から受講生のレポート 届く
 ・1月24日出講時の受講生のレポートが教授より届く。先生のお手紙には「私の授業では伝えきれない学校経営のかんどころいついて木村先生の経験に裏打ちされたお考えを、熱意あふれるお話で伝えていただくことで、院生諸君もかなりの学びがあったようです。」と書いてある。
・ 院生の皆様のレポートからも熱く思いが伝わってくる。「一期一会」であり、一生懸命に話したことがこのように受け止められると嬉しい。院生の皆さん、誇りを持って今後とも頑張ってください。日本の教育再生のためです。
4.校内IT武装化 イントラネットの施行スタート
 ・昨日から「IT武装化第二弾がスタート」した。2月、3月は並行本番とし、4月から本格的に移行する。早速4件の出張申請を「電子承認」した。「校長印が画像」でありそれを実際にドラッグして押すのだ。見た感じは帳票も実物大であり、違和感はない。
 ・「教職員は使いこなしてほしい」。社会一般、どこだってやっているものだ。難しく考える必要はない。「慣れの問題」もある。人間はこういう場合の悲しさで「逆に面倒くさい、紙に書いて、印鑑を押す方が早いではないか」と感じるものだ。
 ・しかしここで「待てよ」と考えて欲しい。ペーパーレスとなり、持ち運ぶ人手も時間も少なくなる。又これらの集計・保存も一瞬だ。大阪府のものより使い易い。それを言えるのは両方経験出来る私だけだ。
 ・あくまで「申請主義」「発生源入力」の時代だ。事務室にとっては大きな事務の合理化になる。「希望としては現有勢力から1名減」でやっていけるはずだ。教員は持ち時間を16時間から18時間にして頑張ってくれている。少数精鋭、そのためのIT武装化でもある。