2008年3月11日火曜日

3月11日(火)東大合格者 出る!

1.東大合格者 出る!
・ 本校の歴史始まって以来、初めての「東大合格者が出た」。実は昨日の夕方遅くには一報が入っていたのだが、「真偽をもう一度確認しよう」と一日待ったが、「間違いなく合格だ。」
・ 1浪だが福嶋唯大君(本人の了解を得て実名)、見事に文Ⅲ合格だ、メチャ嬉しい。「すごいことになった。」昨夜から少し興奮状態だ。「本校の教科指導と進路指導でもちゃんと東大に合格させる」ということが「東大側から証明」されたのだ。このことを喜んでいる。
・ 今朝の管理職会議もこの話題で持ち切り、事務長補佐は「理事長は運の良い人です。」と言うが運だけではないだろうと言ってやった。運も実力のうちというではないか。敷地内禁煙の話は当面凍結だ。進路指導部長は朝から入れ替わり立ち代わり部屋に入ってくる。「浪速通信」の進路指導部の原稿を書き変えるという。彼も顔が笑っているのだが、この先生は結構口が上手くて、「理事長が進路にも“福”を持って来られました」とお世辞をいう。とにかく数学と英語が抜群に出来た生徒だという。
・ 「東大は別格」である。前任校でも3年目にようやく1名、10年近くぶりに出した時はわざわざ教育委員会の幹部から喜びの声が上がったものだ。大体、大阪の出来る生徒は「京大志向」が強い。しかしやはり「東大は東大」だ。
・ 小さな私学の本校で「東大合格」を出したことは大きな意味と意義がある。小躍りしたいような気持ちだ。85年の歴史で初めてだ。昨日を「3月10日は浪速、東大記念日」としよう。二人の副校長も何か上気している。「何で今年やねん?!」と顔に出ている感じだ。「すべて僕から新しい歴史が始まる」。本当に僕は運が良い。
・ これからは「浪速さん、東大に入れられますか?」と聞かれても「ええー、入れられますよ。」と答えることが出来る。「後に続け」だ。関関同立も悪くはないが大学は大阪だけではない。東京にも地方にも立派な大学は多い。「浪速高校は日本全国、東大を含めて、国立・私立どこにでもやれます。」と言えるのが嬉しい。唯一残っていた東大もこれでクリアした。
・ 日本最古にして最強の総合大学、知の拠点、日本のリーダー養成群、明治10年以来130年以上にわたって「東京大学は日本の全ての分野での基盤」であった。「そこに本校から入学者を出す」のだ。この生徒を指導した担任、教科担任の嬉しさはいかばかりであろうか。「先生方に心から「ありがとう」とお礼」を言いたい。
2. 校内工事順調
・ 機嫌よくなり財布の紐が緩むというのは冗談だが、新年度に備え、至るところで「工事」が始まっている。最も1、2年生はまだ授業なので工事は土、日とが主体になるのだが、とにかく夏休みと春休みは校内工事で忙しくなる。
・ 最大の工事は「テニスコート3面化と人工芝工事」だ。生徒増もあり、人気スポーツのテニスのコートが2面しかなく、高校生の影に隠れている中学生にも配慮してやらねばならず、一面増強することとしたもの。
・ 計3面となる。ポールを抜けば「ハンドボールコート」にもなるようデザインした。保健体育部長は「フットサル球技場」にもなると言っている。「なるほど」。これで女子の体育の授業でも有効に時間割と内容が組めるようになるだろう。今日部長を呼んで「カリキュラム、部活動等万事抜かりのないよう」お願いした。
・ 「第2グラウンド」と称することにした。中学の女生徒が「校長先生、有り難うございまーす!」と会うたびに声が出る。余程嬉しかったのか。良いことをした。
・更に工事としては、総合コースを完全共学にするから「女生徒対応」も必要で従来4階にはなかった「女子用トイレ」のために、男子トイレを改装だ。これはかねてから女生徒の強い要望でもあった。又来年は女性教員が大幅に増えるので「女性職員用の更衣室を増強」しなければ収容できない。これは今ある場所の拡張だ。
・ それに大工事は「食堂の改装」だ。今ある食堂を改装し、「カフェテラス形式」にして雰囲気を盛り上げる。「テーブルも丸テーブルが格好良い」だろう。ここに自動販売機を「ずらッー」と並べ、又、温かい弁当やどんぶり、麺類、カレーなどの「宅配方式」との共存で「温め用の機器、チン(電子レンジのこと)」を設置し、イメージを一新する。
・ 食堂の片半分は「職員用の会議室を4部屋」取る。加えて北館と南館の階段吹き抜け部分に「安全対策」として「落下防止用のネット張り」を行う。「新館入口の鉄製アーチや階段手すりの塗装」などもするよう発注した。
・ なんやかんやでウン千万円もかかるが「仕方がない。要る物は要る。」ただし支払いは来年度だ。これで当面の大きな設備対応は一段落する。今までは一切このようなことが出来なかったが、ようやく出来るようになってきたということだ。
・ 財布の底を見ながらだったが、結局個人パソコンも、中庭の人口芝も大変良かった。大きな効果を上げている。経営者にとって最も大切なことは「お金の使い方」だ。教職員も「目に見える形で学校のお金が使われている」ことは理解し易いだろう。
・ 大阪府神社庁が今後5年間にわたって毎年○百万円支援して頂けると前にブログにも書いたが、昨日神社庁であった「例祭」の席で私は「お礼を申し述べた。」「学校が良い回転をし始めると、お金もついてくる」から不思議だ。しかし「謙虚に、謙虚に。」「勝って兜の緒を締めよ!」だ。