2008年3月6日木曜日

3月6日(木)サンデー毎日

サンデー毎日3月16日号
1.水増し高校軒並み減少
・ 見出しは、「有名私大に強い全国450校」、ページ114に「実績水増し私立校の大学合格者数が激減」とある。はやり出てきた。昨年7月に発覚した合格者水増し問題は大きな波紋を広げたが、その余波がこの記事である。
・ 関西の私立高を中心に関関同立の合格者を水増ししていた学校の今年の進学実績をまとめて発表している。大阪の28校で昨年との比較をしているのだが、何と昨年より合格者数が増えたのは3校だけで残りの25校は減ったとある。
・ 中でも事件の発端となった大阪学芸中等教育は212人から22人と190人も減少、およそ昨年の一割になったとまで書いてある。また学芸高校は86人から35人減の51名、梅花は88人から23人で3割以下と記載されている。
・ また合格者がゼロになった学校は大阪高校、大阪成蹊女子、太成学院大の3校とあり、記事は「生徒の学力の伸縮もあろうが、それにしてもここまで減少するのは水増しによるところが大きかったと見て良いだろう」とある。
・ 水増し事件の時には一切名前の上がっていなかった実力派「清風高校」もどういうわけか関西大学への合格者数を激減させている。例年関大合格者トップを誇る同校であるが今年は124名と昨年の247名からほぼ半減だ。畝傍の185名にトップをさらわれている。「どうしたんだろう」私が回復させた高津は116名で全体の15位に位置する。
・ まあ他校のことはどうでも良い。「問題は本校の進学実績」だ。昨年よりは良いが希望には程遠い。頑張るぞ。
2.強まる受験生の東京志向
 ・関関同立クラスでも同志社、関学、京産、近大は志願者を伸ばし、好調だが立命館や関西大は有名大学でも志願者が減少している。逆に首都圏の明治、青学、立教、中央、法政の5大学は伸び、相変わらず早稲田、慶応は高値安定、更に学習院、成蹊大、武蔵大も堅調で明らかに「受験生の東京志向が明確」になってきている。
・中央大学など16000人増えて志願者が81000人というから、私などは一人当たりの受験料から考えて「どれくらい入るんだろう」とすぐ考えてしまう。品の無い話だ。中央大の当事者は「地方試験会場を増やしたことと、弱かった埼玉と横浜に会場を設けたこと」と述べている。本校もどうだ!来年は「京都、兵庫、和歌山、奈良」に試験会場を作るというのは?
 ・気になる分析は「関西は東京に比べて元気がない」ということで、これは橋本知事の仕事の一つだろう。最近、あの大阪そのものの日清食品が遂に本社機能を東京に移すと発表し、大きな話題となったが、東京志向は大阪の受験生にまで及んできているということか。大阪は今や東京から見れば地方都市で張り合う必要は無い。張り合っても無駄だ。それよりも「素晴らしい地方都市大阪」の方がよっぽど良い。
・ そういえば今や「お笑いの吉本」も有名芸人はすべて東京主体で、大阪を代表する企業までが本社機能を東京に移せば、さすがに心配する向きもあろうが「そんなこと関係なーい」だ。私がいた鉄鋼会社も大阪を代表する企業で関経連会長会社だが、とうの昔に本社を東京にしている。
・ 東京から呼び戻せば良い。歴史は繰り返す。何時か又関西の時代になる。今東京の大学が虎視眈々と関西進出を狙っている。慌てて東京に行く必要はない。何処に行くにしても問題は「実力」だ。実力さえあれば心配ない。
3.センター試験
 ・ますますセンター利用入試が強くなると思う。中央大学はセンター方式の科目数を今年減らす改革もしており、相乗り効果で志願者が増えたのではないか。しかし高校生の学力不足が議論されている時に本当なら問題だ。是ほどまでにしても「学生数確保」に走っているのが今の大学の現状だ。
 ・本校の教職員には口が酸っぱくなるように言っているが「センター対策」が重要だ。まず本校は「センター受験者を増やすことが一番」。センターについて本日の新聞は大きな報道がある。
 ・「遂にセンター試験過去問解禁」とある。大学入試センターの理事長が国立大学協会の総会で「過去に出願した問題をセンター試験で使えるかどうか検討している」と述べたとある。これは画期的なことだ。
・センター試験問題は従来受験生間に不公平が生じないように過去問や教科書からの出題を避けてきたが、重複を確認する作業や題材の枯渇など作問担当者の負担は大変なんだそうだ。分かるような気がする。
 ・古典などを念頭に「過去問題の使用解禁に踏み切る方向」で文科省と調整していると明らかにした。早ければ平成22年1月のセンターに登場するかもしれない。今の高校1年生が3年生になった時の試験だ。
・ 心配する向きは受験生が「過去問あさり」に走るとか言っているが、いくらなんでも少しは変えるだろう。「そのままの問題」は出まい。そうしたら「競馬のレース」で「予想屋」などが跋扈しかねない。「さー、いらっしゃい、来年度のセンター問題予想だよ。過去5年連続で当てているから、間違いない」な^んてね。「設問くらいは変えるのではないか」という気がする。ますますセンター試験が「うごめき始めた」面白くなってきた。
4.外部模試の結果
 ・それにしても1年生の数学の力が気になる。英語と国語はそこそこだが数学が酷い。「どういうことだ。」教科担当を呼んで調べたら講師の先生、問題の内容も知らなかったそうだ。専任教諭はさすがに知ってはいたが結果は知らず、「顔色が青ざめていた」らしい。冗談じゃ無いよといいたい。
 ・外部模試の結果、誰が集約して誰に情報を流して誰が次の手を考えるのか。システムは出来ているのか。腹が立つ。何度言っても「教科指導力の立て直しの意味」が分かっていない教員がいるのは本当に情けない限りだ。