2008年5月23日金曜日

5月23日(金)その1:知事は壊し屋?

知事は「壊し屋」?
・ 橋下知事は昨日、遂に「人件費の削減」について正式発表した。二つの労組に申し入れ、幹部会議においても正式通知とした。最もこれで決まりではなくて「公務員の給与は条例で決定」だから、7月議会での結論待ちだ。
・ 民主、共産は大反対だから、後は「与党の自民と公明」がどう出るかだ。反対に回ったら知事は「議会を解散」すれば良い。丁度良いのではないか。「橋下改革の賛否を直接府民に問えば良い」
・ おそらく「抵抗勢力」と呼ばれるのを怖れて自民も公明も「大きな抵抗にはなるまい。」と思うがこれは読めない。議員諸侯も今回は難しい。府民有権者は二つのタイプに別れるからだ。賛成、反対五分五分ではないか。
・ 昨日府議会4会派は「議員歳費の削減に一致」したとある。「当たり前だ」。知事以下一般職員が血を流しているのに「議員が避けては通れまい」。後は削減幅だ、しかし昨日の知事の発表で、ある程度の幅は見えてきたのではないか。10%程度では済まないだろう。
・ 月額給料は知事で30%、副知事20%、部長級14%、管理職12%、一般4%から10%と言うから「大きな数値」である。8月から2010年までの3年間の期間限定だ。
・ 従って「給与体系の根本的見直し」ではなくて、あくまで「暫定的な削減という措置」である。しかしもう元に戻ることはなかろう。知事もその辺のことは分かっており、「給与体系の見直し」があるとコメントしている。
・ 退職金も5%の削減であり、その他住宅手当などの諸手当も国に合わせて削減するという。府内近郊へ出張する時に出る雑費手当200円もなしにするという。早速事務長に本校と比較検討するよう指示を出した。
・ 中でも私が常に持ち続けている問題意識は「住宅手当」だ。持ち家になって数十年が経過しているのに「何故、住居手当を支払う必要があるのか?」と今朝、又言ったばかりだ。又というのは時々言うからだ。事務長は「むやむや」と言うばかりで要を得ない。
・ 私は「しつこい」ところがあって「決着か納得」するまで言い続ける。例えば授業日数や授業時間などは教務部長が恐らく嫌になるくらい言い続けてきた。だから前に進むのだ。その結果、授業日数は普通の学校並みかそれ以上になった。「12ヶ月を13ヶ月とした」のである。言わねば誰もやらない。それが前の本校の姿ではなかったか。
・ 大阪府は持ち家者への住居手当を従来の月額4600円を月額2500円の国家公務員に合わせるという。それも新築・購入後の5年間だけである。本校や他の私学は基準内で20000円近く支払っており、それも定年まで一生だ。基準内だから賞与に反映されている。「おかしい」。
・ 事務長は「形を変えた俸給の一部」ですというが、それでは今後大阪府には通らないだろう。支給するなら明確に基準内号俸に合算してはっきりとした方がよい。いずれにしてもそのうちに「見直す」積りだ。
・ 今後は府からの私学への圧力は相当大きなものになるであろう。覚悟しなければならない。「私学の甘え」は許されなくなるものと想定される。特に住宅手当て分については各私学間で差が出てきている。SEI12535円、KUN17200円、KAO16000円、MIJ14915円、KAM5200円、OOJ5000円、HTS14200円、OOT6900円、SDS9000円、SEK7796円、YUH7000円、HGR9537円、TDK13656円、TDI10447円などだ。
・ 年収規模は部長クラスで1373万円がマイナス75万、管理職が1029万円がマイナス56万円、非管理平均691万円がマイナス33万円と計算されると記事にはある。「府の管理職の年俸が1000万円を切る時代になってきた」。特にこの点が感慨深い。
・ その他宿泊出張の手当から食事代2000円から3000円を減額するという。家で食べようと出張先であろうと食事代はかかるので、手当に入るのはおかしいという論法である。分かる。しかし「自宅で食べる方が安く済むし、栄養価もある。好きで出張し、外食しているわけではない。」と論争をされたときにどう返事するかも考えておかねばならない。
・ しかし削減は基本給の部分であって「勤勉手当て」とかの諸手当てが一時金や月度分にあり単純比較は出来ないが知恵を絞って「比較検討せよ」と事務長にきつく指示したところだ。
組合の言う「同一仕事には同一賃金の原則」を求めるにはもう少し時間がかかろうが間違いなくその方向に行っている感じだ。高いところは補助金で狙い撃ちされるだろう。
・ 「知事はただの壊し屋だ」と労組の反発は凄いらしいが、知事は「今手を緩めたら将来世代に大きな影響が出る。この程度は負担しなければ」と一歩も引く積りはないそうだ。「府民と痛みを分かちながら財政を立て直すには、皆さんにも血を流してもらう」と知事は言い、「歴史上例を見ない類を見ない巨額な削減案だ。」と組合委員長は怒る。しかしこの程度は民間では当たり前の話だ。驚くに値しないと私は思う。28日、第1回目の団体交渉だ。論戦が楽しみである。
・ 我々は「高みの見物」ではない。今回の件は大きく「私学に火の粉」が降りかかっってくる。「私学助成の削減」は避けられそうもない。府庁の役人、公立の教員、警察官、全てが「我慢を強いられる」としたら、我々が「反対!」とただ叫ぶわけには行かない。考えても見よ。公立の教員が10%程度給料が削減される。「大変なことだ。」
・ このまま削減が実行されると「府の給与水準はラスパイレス指数で昨年4月時点の97.0から89に下がる」。ラスパイレスとは国家公務員を100としての数値であるが、これで「全国で最下位」だ。小中学校の全国学力調査結果と同じ最低レベルとなる。
・ 本校は何時も府の教職員との比較ラスパイレス比較を見ているが、先に実施した水準の見直しでようやく揃ってきたと思ったらここで又「10から12ポイントの開き」が又発生することになる。これを精査せよと言っている。
・ 現在「時間外勤務時間の整理」をしているが「昨日の府の発表と今後の展開を注視」しながら「本校の方針」を定めて行きたい。昨年から始めた諸基準の見直しを先行しておいて「つくづく良かった」と思う。「先手を打ったのだ。」私は運が強い。