2008年6月1日日曜日

6月1日(日)ブログ2年目に突入

2007年6月1日
浪速校長のブログ開設のご挨拶
本日、平成19年6月1日にこのブログを立ち上げました。私事で恐縮ですが実は今日、「第XX回目の誕生日」を迎えました。”嬉しくもあり、嬉しくもなし”ですが光陰矢の如く、飛ぶように過ぎ去った5ヶ月間を思うとき、一入の感慨があります。1月9日、理事長として着任、神経の張り詰めた3ヶ月を経て、4月校長を兼務、これからの2か月間は同窓会、PTA,直接的な生徒との触れあいの中で 使命感・責任感・焦燥感・緊張感など複雑なものがピーク状態を維持しながら5月12日のPTA総会、24日の経営説明職員集会まで続き、そして月末の修学旅行から生徒たちが無事戻ってくれ、本日朝、毎月恒例の朔日祭、学院神社の御前で生徒1500人、教職員140名で「一斉参拝」を済ませて徐々に心身がクールダウンしていくのが自分自身でも良く分かります。よくぞ今日の6月1日まで「持ったなー!?」というのが正直な感想ですね。同時に「この5ヶ月間、良く仕事をしたな!」という思いもあります。本当に仕事をしました。生涯忘れられない5ヶ月になるかも知れませんね。校長として学校ホームページにある正式の「理事長・校長 木村智彦のメッセージ」とは別にこのブログで非公式的なコメントや校務運営の課題などをつれづれ書き連ね、自分自身の考えの整理や考察に活かせれば良いかなと思っています。形を変えた本学院浪速中学校・高等学校の戦略の構築やあるべき形に向かったアプローチなどが、このブログを読まれる方にひょっとしたら気づかれるかも知れませんが、それも又狙いの一つです。形を変えた本校の広報活動の一つと考えています。今日の組織体はそれを率いるリーダーのメッセージが極めて重要な意味を持っており、本校の教職員を代表して保護者、地域、府民の方々に説明責任を果たして行きたいと考えています。そのような意味で私にとって記念の6月1日、今日以降はぼつぼつエネルギーを内部から外部にも割かねばなりません。手始めに最もお近くな市立大和川中学校の校長先生を表敬訪問して色々とお話を伺ってきます。広報情報委員会の先生に背中を押されてブログというものを書いて見ましたが、どうも勝手が違う感じがしてなりません。大体日記など書いたこともなく、果たして何時まで続くのか?全く自信がありません。
投稿者 t-kimura 場所 11:28

・ 以上は今から「1年前の本日、ブログ開設に当たっての挨拶文」です。今読み返しても「狙い」については些かの揺らぎもありません。1年を目標に頑張って書いて参りましたが、その数は1年で丁度「290日」になります。1年365日として「79.5%のカバー率」になります。
・ 読んで頂く方から「長い」という指摘をする人は恐らくおられるかも知れませんが、確かに今整理してみますと、少なくとも短文ではありません。例えば昨日の「鶴の一声」は丁度「A-4版枚2枚」ですが字数が1368字X2=2736字となり、分かり易く言えば「400字詰め原稿用紙で6.84枚」になりました。約40分で十分書けますね。
・ 別に意識して長く書いているのではなくて結果としてこのようになりました。「暇だなー」という人はいないと思いますが、元々「書くことは苦になりません」し、性格だと思いますが「徹底してやる」という面が強いのだと思います。「手を抜くことが出来ない」のです。
・ 心掛けて来たことや1年を経ての感想は:
*学習中、成長中の「生徒のことは書かない」。書いても一般的に表現し、個人が特定できないようにする。まずこれを徹底しました。
*教職員については公人であり、触れることはありますが、外部の人間には特定できないように例えばK教諭とかS先生とかの表現にしました。学校内部の先生にはどうも直ぐ分かるようです。
*決して「嘘は書かない」ことを徹底しています。幾分誇張はあるにしてもそれは「分かりやすくする」という戦術であり、とにかく「気持ちに正直に書く」ことが「迫力ある文章」となると心得ています。
*「タネor ネタ」は色々と考えます。まず「新聞記事」「教育論文」「人との面談」「自身の考察」「体験や実践」などですが、比率は新聞記事からというのが多いと思います。それは「社会の関心事」に合わせていくという考えがあるからです。
*テーマはやはり「教育問題」「私学経営」に主体をおいています。それ以外を書いた時「公電波を私事に使っている」と言われたくないからです。最も私企業の経営者ですし、費用を払っているから問題はないのですが。
*しかし時には「良い映画などの感想文」も書きました。例えば「北辰斜めに指すところ」などです。これは野球部の生徒すべてに入場料を支援して「映画鑑賞会」となりました。生徒の感想文を映画会社に送付したら後日プロデューサーからご丁重なお礼の電話がありました。
*「細木数子論」は結構評判を呼び反響が大きかったと思います。私の予想通り彼女はブラウン管から消えました。私は彼女を評価するところはありますが、自ら「女やくざ」であったと告白すればよいのにと思いました。
*以上のように時に私のブログの「表現は激しい」ものがあります。これも前述したように「正直」な表現の裏返しです。
*「原稿の仕入れ」は学校で朝早くか定時後に入れることもありますが、大体は夜自宅に帰って「原稿を書き、アップします」。大体9時前後でしょうか。会合などで遅くなった時は深夜もありますし、朝方というのもあります。
*多くの読者は「アップした時間に注視」しているのが最初は驚きました。これは想定していませんでしたね。中身を見て欲しいのに何時アップしたかに関心があるのです。
*時間がある時は2ないし3時間「原稿を寝かします」。寝かすことで「思い直し」もあり「穏便な表現」に変えることは多いですね。
*中には一度アップして、明け方に修正することもあります。朝5時には起床しますから朝方修正することはしょっちゅうです。読者の中には夜の9時第1版を読み、学校でもう一度見たら「違っていた」と慌てている人もいましたね。
*「夜の9時には論評激しく、朝には穏便に変わっていた」というのは何時もです。激しいのを読みたい人は夜の方が・・・。最終はその日の朝7時を過ぎたら変更はしません。「覚悟をしてリリース」します。
*メールマガジンとか「ブログの返信メールを受け付ける」とか意見もありましたが、それは今後ともする気はありません。私は東国原知事や橋下知事のような行政人ではありませんし、芸能人でもありません。「私が対話すべきは教職員、生徒、保護者」です。
*公教育の一環を担う小さな私立学校法人の理事長校長であり、メールで教育論を議論する気はありません。教職員・生徒・保護者とは常にあらゆる機会で直接顔を見ながらお話をしているからです。
*このブログは教職員、本校の理事・評議員、保護者有志、塾関係者、小中学校関係者、本校に関心をお持ちの一般府民の方々を頭において「学校の現状、課題、成果、今後の方向」などを示しているものです。
*それは「私学助成で公金が入っている」からです。税金が1円も入っていなければこういうことはしませんよ。私企業が自ら稼いでどう遣おうがそれは経営に当たっているものの自由裁量です。「経営を監視するのは法律」です。府民・国民ではありませんから。
*「アクセス数は企業秘密」だからここでは言いませんが、個人のブログにしては「結構多いアクセス数」だと思います。増やそうという気はありません。「自然体」でと考えています。
*自分自身への約束であった1年が終わりました。「継続」との声も多く、2年目は力を抜いてこれまた自然体で続けようかなと今は考えています。毎日ではなくて1週間分をまとめて書くのも一つの方法かも知れません。
*私が気にするのは「教職員がしっかりと読んで頭に入れてくれているか」です。そして「考えてくれているか」です。これは「いざ、という時」の為でもあります。「社会一般に公開し透明性を高めて学校改革を進める証拠」という戦略がベースにあります。
*教職員なら「職員会議で説明したら良いではないか」という意見には「それもしっかりとしています」と答えておきます。職員会議で理事長校長が発言したものは基本的には「職務命令」となります。ブログはそうではありません。緩やかな校長の思いを「やんわりと知らしめてい」のです。
*公式なものは同じサイトの「理事長校長の公式メッセージ」に順次アップしています。あれはすべて本校の内規や規則になった学校改革の過程を公式に明らかにしたものです。言ってみれば「公文書」ですね。
*ところがこれは一般の保護者などは「少し難しい」、「ブログのほうが分かりやすい、面白い」といわれて面食らっています。力を入れて書いているのはあちらの方です。まあ些か硬い感じなのでしょね。
*教職員の中には読むのが「辛い、逃げたい」と思う方がいるかも知れませんが、それでは「学校の方向が分からない、何が問題視されているか分からない」、即ち「KY教職員・・空気の読めない教職員」になってきます。これでは木村率いる浪速中学校高等学校の「組織の一員」とはいえません。駄目だと思いますよ。
*激しい変化の世の中を生き抜いていくキーワードは「公開、透明性を高める、そして説明責任」です。私はそこに「スピード」を加えます。ブログでも書いてきましたが「じっくりとか時間をかけて」とかは「出来ない、やらない言い訳」に過ぎません。
*「肝識」が重要です。「情を忘れない、教職員を大切にする」ことは勿論大切ですが、「時に泣いて馬讒を切る」「不退転の決意で抵抗するものを撥ね退けながら進む」ことを深く決意しています。
*私が守るべきは「学校」であるからです。自分でもなければ教職員でもない。「守るべきは生徒であり今後浪速に入って学ばんとする未来の生徒」だからです。学校を守り将来にわたって輝く学校にすることが私の責務です。
*又ブログが長くなりました。申し訳なく思っています。それでは「2年目に突入」です。