2008年7月1日火曜日

7月1日(火)その1::敷地内全面禁煙の予告

敷地内全面禁煙の予告
・ 去る6月26日の職員会議で「まだ正式決定ではないが明年1月1日をもって本校の敷地内を全面禁煙としたい旨」全教職員に言明した。正式決定としていないのは「もう少し様子を見たい」と言う気があるからであるが、ほぼ心は決まっている。
・ 今までブログでも何回も言及してきたりしているので、「突拍子」ではなかったと思うが、まだ私の中には「スモーカーへの優しい気持ち」があるからだ。丁度あと半年あり、スモーカーもこころの準備期間が取れるだろう。
・ じたばたしても始まらない。今日から日本全国煙草の自動販売機の「自動成人識別カード「タスポ」が完全に配置」された。3月から順次始まった導入が7月1日に残っていた関東地方と沖縄で完了し、これで国内のたばこ自販機42万台すべてでカードが必要となる。
・ 「目的は未成年者への煙草防止」であり、この趣旨を学校も徹底していかねばならない。従来以上に生徒に未成年の喫煙はいけないことと教えていかねばならない。本日の「一斉参拝の校長講話」でも全校生徒に伝えた。
・ 大阪府の府庁内も公立学校も近畿の殆どの学校も「分煙」から「敷地内禁煙」に移行している。遅ればせながら本校も踏み切りたいと考えている。丁度1年遅れだから「文句の言いようもあるまい」。来客や来訪者にも協力頂くことになる。
・ でも本校の場合、「スモーカーは大変仕事を良くしてくれる仕事師先生が多い」のも事実で禁煙にしたら仕事の能率が落ちることを私は素直に心配しているのだ。しかしもうそういう考えは許されなくなった。「ここは学校だ。生徒を預かっている学校」だ。
・ 生徒や教職員の健康を守り、意識としても完全禁煙に移行していかねばなるまい。分煙は生ぬるいということだ。間違いなく健康被害を受ける確立は高く、医療費問題で国が揺れ動いている時に一部の教員のために「喫煙室」を整備する考えが社会的に通用しなくなったということだ。それに「一箱1000円」と言う話しも出てきている。
・ 日本たばこ協会などによると現時点でのタスポ発行枚数は全国の推定成人喫煙人口2600万人の24.6%に当たる641万枚というから低い数値だ。残りの人は「煙草をやめたのかな」と思って今朝スモーカーの某先生に「止めたの?」と聞くも「まだ、止めてません!」と答えが返ってきた。「悲しそうな顔」をしていたな。カード取得に顔写真や身分証の提示が必要なことも「面倒くさい」と言って伸び悩んでいると考えられる。
・ タスポまでかざして煙草を買うかなというのが私の「行動美学」だ。何か「哀れさ」を感じるのだ。だったら「止める」というのが分かり易いが20年、30年と吸ってきた大人が余程の強靭な意志でもないと「止めるのはしんどい」ことも事実だろう。
・ しかし間違いなく止められる。私がそうだった。ハイライトを30本以上吸っていたが、25年前に親父の病気を契機にスパツと止めた。止められるもんだ。要は意思だ。「止める意思」だ。薬も医者も要らない。強固な意志だけで止められる。
・ 止められない場合は勤務時間内一杯、「我慢する根性」が必要となるだろう。今度は「根性」だ。脂汗流して定時退社まで吸うことを我慢してもらわねばならない。「どちらを選択するかは各人の自由」だ。
・ しかし申し訳ないが後半年で校内からは一切、「絶対煙草のにおい、煙草の灰皿、煙草の部屋、仕事中の煙草休憩」、それがたとえ1分と言えども許されなくなる。又勤務中に校外に出て吸うことも「職務専念義務違反」として厳しく問われることになろう。やる以上は徹底してやる。