2008年9月5日金曜日

9月4日(木)先生、いくら払ったの?

・ 先生方と久し振りに飲んだが、「悪酔い」だ。ふらふらしてやっとこさ、家に帰ってきた。私にしては珍しい。何時もながら教職員と飲むのは面白いし、今日は「はも尽くし」であった。22時頃家にたどり着き、バタンキューとベッドに倒れこんだ。。
・ 今日の夕刊は「悲しい話だったなー」。「先生幾ら払ったの?」「先生、お金を払って先生になったのでしょう。偉そうに言わないで」。大分の小学校で廊下を走り回る男児を注意したら即座に返ってきた言葉だという。この教諭は不正とは全く関係ない先生であったが、この学校の児童は学校の教師のいうことを全く聞かなくなったという。
・ たまりかねて保護者に連絡すると「先生が起こした事件が原因なんだから、子どもは間違ってません!」と逆に責めたてられ言葉を失ったという。「先生、幾ら払ったんですか」。大分県では教諭に子どもが尋ねるのが「冗談か本気か」分からないが多くの事例が報告されていると言う。
・ 受験者の中にかねて昵懇の仲間の教師の娘の名前を見つけ「何で早う言わんかったんや、水臭いやねえか。まかせとけ」。そして20点かさ上げしてその人の長女は合格。
お陰で合格できました」と100万円の商品券と菓子入りの袋を置いて帰る。袋を開けて驚く妻、「直ぐに返そうよ、こんなん悪りい」。「こんなん貰ったら捕まる」と夫は心配して電話する。「何をそんなに慌てよんのか。ほんの気持ちだから、もらっちょき」。そして懐に入れる。
・ その男、2週間後には大分県教委ナンバー2の審議官を訪問して「このたびは審議官様のお陰で娘が合格できました。お力添えいただき有り難うございました」と50万円の商品券を差し出した。「そんなんせんどいいに」といいながら受け取る。審議官様の様が悲しいねー。
・ そして本日、大分地方裁判所で初公判、大分県の教育委員会を牛耳っていた幹部と管理職は被告席で全面的に事実を認め検察は生生しく実態を語った。元審議官は10日に公判で現役の審議官は「熱が出た」と言って逮捕の前日入院した。「潔くない」。
・ データのはっきりしている08年度不正採用の21名の教諭のうち一人はもう辞めているが残り20名に「調査の結果、あなたは不正合格でしたから今日までに所属の校長に退職願を出してください。」
・ 出さないと「採用を取り消します」素直に出して呉れれば「非常勤講師で採用してあげます」ということらしい。期日までに12名が提出したが、残りは出していないから「居座り続ける」のか「法廷闘争に入るのか」分からないが、大分県教員採用汚職は大詰めに近づいた。
・ 関係者は「早く幕引き」をしたくて仕方がなかろうが「そうは問屋がおろすまい」。冒頭のように学校現場では完全に「信頼失墜」だ。悲しい話やねー。構造的腐食だ。これに架空の「殺人事件」でも絡ませれば、小説や映画になるような話だ。「大分湯布院温泉教師殺人事件」って。これに比べたら日本の総理が突然やめるなど可愛い物だ。
・ 浪速では採用汚職どころではない。担当の副校長は教師採用に「こちらから商品券お渡しして来て貰わねばならない」くらい追い込まれている。春先からこちら、4名の先生がお辞めになった。
・ それも「突然に辞める」。一人はメモが副校長の上に置いてあって「辞めます。お金の精算は要りません」と書いてあったと言う。それでバイバイだ。直近の事例は今朝だ。「親の介護で辞めます」。昨日は「体調が悪くて」と言うことだったらしい。その前二日間だけ、たった「二日間だけ学校に」来られたらしいが。二日来て二日休んでバイバイだ。こんなのある?
・ 副校長に言おうかなと思ったが悪い冗談と思い止めた。「大分県で首になった先生に電話して大阪に出て来て浪速で働きませんか」と言ったらどうですかと。人件費を抑える目的で副校長はぎりぎりで頑張ってくれたから、一人でもやめたら大変なのである。
・ 本校は教諭の持ち時間を18時間制限としているから余裕が無いのである。従って今いる先生に頼んで時間数を増やして対応して貰っているのだが勿論手当は考えてはいるがそういう問題ではないのである。
・ 2月、3月頃、「もっと余裕のある教員配置を」をと私は言っていたのであるが結果は少し余裕がない状態でスタートしたのである。それで何とか上手く言っていたがバタバタと4人も期中で突然やめられたら、おいそれとは手配がつかない。
・ 「それみろ、理事長がコストのためにぎりぎりでやらせるからこうなる」と思っている教員はいるだろうが「そうではない」。もう一人の副校長に聞けば分かる話だ。私はどちらかというと余裕を持ったらと言っていたほうだ。今年懲りたから副校長も来年は「余裕を持つ教員配置」を考えるのではないか。
・ それにしても「簡単に応募して簡単に辞めて行く」には驚く。「教員のモラール」も地に落ちたものだ。しかしまあ一国の総理大臣が突然「辞めた」と言う時代だから仕方がないか。教務部には大迷惑だ。毎日時間割を作り直している。
・ しかし私は管理職に朝会でも言ったのである。「常勤講師だからまだ良いではありませんか」。これが専任教諭に採用した後、癖や性格が出るようだと困りますよ。早く分かっただけでも良いとしましょうよと副校長を慰めるのだ。
・ 今年4月に本校に入って頂き、今頑張ってくれている常勤講師の先生方は「立派である。」どうか来年の3月までは辞めないで下さい。心からお願いするしかない。まあしかし「辞めたら辞めたで何とかなる」。教師は世の中に多くいる。心配することはない
・ 今日の酒席で話題になったのは今日お辞めになった先生の授業を引き継いだ英語科のS先生だ。常勤講師で女性の先生だが副校長の依頼に対して「はい、分かりました。やります。」とパーンと言ってくれたそうだ。「素晴らしい」。
・ 「こういう先生は直ぐ専任に!」と英語科のI教諭はビールを飲みながら言う。私はこういう話は大好きだ。すぐ「パーンと前向きに応える」のが「チャンスをものにする」ものだ。中には「ちょっと待ってください。考える時間を」などという輩は駄目だ。専任の中にもそういうのがいる。もったいぶる奴は信用できない。このS先生評判が大変良い。