2008年9月27日土曜日

9月27日(土)天皇陛下ご即位20周年

・ 忙しい土曜日となった。まず朝9時からの「豊中ローズ球場である硬式野球秋季大会」の応援に出かける。久しぶりである。場所は思ったよりも近いし、良い球場だ。阪急の曽根駅から歩いて6分程度だ。対戦相手は府立箕面東高校、結果は8対1で7回コールドゲーム勝ちであった。「気持ちの良い圧勝」であった。保護者、OB多くの観戦者がおられた。
・ 明日は13時20分から、万博球場で大商大と大産大付属と勝者との5回戦目である。ピッチャーの近藤が3回から投げたが「ピリッ」と締まった。この投手はいける。トンボ帰りして家で洋服を着替え、学校に戻る。時刻は12時30分。書類の整理や急ぐ仕事を片付ける。
・ 今日は「平成21年度浪速中学校体験学習会」の日であった。14時に始まる。これは先の「高校入試塾長様説明会に匹敵する重要な行事」である。大体この参加者で来年度の入学希望者数が想定できる。勿論参加者全てが本校に入学してくれるとは限らない。
・ しかし「学校の体験学習に参加してみよう」と思うのは大いなる興味を本校にお持ちの保護者が主体であり、学校にとっては緊張する会合であると言える。参加者は小学校6年生、小学校5年生、中には4年生と言うのも少ないがいる。
・ 私立中学も公立中学も高校みたいに「小学校訪問」は許されていない。従って主体は「塾の進路指導」と「保護者の意見」で進学先が決まるのである。保護者は「同じような保護者の評判」か「累代浪速一族」というのが結構多い。おじいちゃんもお父さんも「浪速」というのは私学では多いのである。
・ 昨年はここ15年で初めて3クラス数になった。対前年度1クラス増えたのである。加えて学力レベルも伸びた。画期的なことで中学校の教師は大変喜んでいたのを思い出す。さて「今年はどうか」、嬉しいことに今年も昨年対比で1.66倍の参加者だ。
・ この1.66倍は凄い数値で場合によっては「4クラス数の可能性」もあるのだが、それは「じっくりと考える」ことが必要でどうも教職員は本校では3クラス数が適正規模でそれらの生徒を「じっくりと育てる」というのが基本的な考えである。
・ 経営的に言えば中学生は「今後6年間授業料を払ってくれる安定要因」であり、大変嬉しいのであるが、一方「責任」も大きい。ただ私は「浪速中学校の教育は大変すばらしい」ものがあると確信しており、クラス数の増も自信はあるのだが拙速はいけない。
・ 橋下知事は先の全国学力学習状況調査の結果、大阪府が2年連続で低迷していることで「結果を開示する、しない」との大騒動になっているが大切なことは「開示ウンヌン」よりも「何をするか」であり、本校は着実に進めてくれている。
・ 希望者数の多いのはその辺が評価されているのだと思うが知事以下市町村長が騒げば騒ぐだけ「公立回避」の声は大きくならないか。私立にとっては「公立の紛糾」は一概に歓迎すべきこととも言えず、知事のいう「大阪教育日本一」実現のためには公私が切磋琢磨することが大切だ。
・ 府の財政危機から改革プランで私立中学校は25%もの助成金削減がなされ、いかにも「私立中学いじめ」みたいな動きに惑わされる保護者はいない。今の公立中学校の現実を直視し、私立の教員が土曜日もしっかりと教育している努力を判って欲しいのだ。私立中学に来るのは「お金持ちばかりではない」ことを知事は知らねばならない。
・ 今回は私の挨拶では「関大との連携」が新たに加わった。希望すれば「6年間の努力」で比較的簡単に「関西大學に進学」できるのも保護者にとっては「希望」となっているのかも知れない。しかし「今日も力が入った」。お伝えすることはすべてお話した気がする。
・ 先の「浪速祭」でのあの多くの「来訪者がすべて本校の広告塔」と考えねばならない。何時も教職員にはそのように言っている。我々の日頃の行動が「希望者数」となって跳ね返ってくるのだ。「怖い話し」であるが「やるべきことをしっかり」とやっていれば何も恐れることは無い。

・ これが終わって今度は森之宮の府立青少年会館で行われている「天皇陛下御即位二十年をお祝いする府民の集い」に参加だ。呼んでいたタクシーに14時20分飛び乗る。大分遅れたが第一部の奉祝大会の記念講演への参加である。高千穂神社後藤宮司と東大名誉教授の小堀桂一郎先生のご講演とその後皇學館大學の雅楽演奏がある。
・ 本校には52名の席が与えられ。教職員10名、PTA36名、関係会社代表6名でバランス良く参加させて頂いた。広い会場は超満員であった。平成の御代二十年である。本当に早いものだ。この「佳節に当たり陛下への感謝の気持ちを捧げたい」。
・ とにかく色々な意見があろうが皇室を戴く日本人の一人として私は「この国の素晴らしさと日本人としての誇り」を忘れない。天皇制を否定する政党、組織などまったく信じられない気持ちだ。「歴史は歴史だ。この延長線上に我々は生きている」。
・ 第2部はKKRホテルで「祝賀会」となる。私も「奉祝委員」の一人として、名誉理事長が「横に居て」と言われるのでメインテーブルだ。様々な人と挨拶を交わすことになった。
・ 私は平成7年皇后陛下が述べられた次のお言葉を忘れない。このお言葉の中に私は全てが含まれていると考えている。
人の一生と同じく国の歴史にも喜びのとき、苦しみの時があり、そのいずれの時にも国民とともにあることが陛下の御旨であると思います。陛下がこうした起伏のある国の過去と現在を御身に負われ、象徴としての日々を生きていらっしゃることこそ、その日々の中で絶えず御自身の在り方を顧みられつつ、国民の叡智がよき判断を下し、国民の意思が良きことを志向するよう祈り続けていらっしゃることが、皇室存在の意義、役割を示しているのではないかと考えます。」
・ 些か疲れがあるも帰着後ブログをまとめる。明日の朝9時45分からサンテレビで本校のテレビコマーシャルが放映される。果たしてどのようなものになっているのか。