2008年10月26日日曜日

10月26日(日)名無しの権兵衛さんへ

・ 幾分しつこいなという感じです。しかし良く考えましたが、いきさつもあり、今回を最後にこのブログを使って「匿名のお方にご返事」をすることにしました。しかし今回が最後です。話は10月1日に遡ります。この日のブログに私は以下のように書きました。少し長くなりますが、関係する一部分を以下に抜粋します。
・ 10月1日ブログより
保護者からも厳しいお手紙やファックスを頂く。この前も以下のようなものが来た。
“9月20日(土)その1:体罰考「体罰は教育の敗北」を読んで
 学校管理者がやるべきことは「事実を可及的速やかに調査し、当該教員の処分を行い、体罰を受けた生徒への謝罪である。」これが最も大切である。
ではなくて
本来学校管理者がやるべきことは「授業妨害する生徒によって真面目に学校で勉学に励む権利を奪われた生徒とその保護者への謝罪」ではないですか。“
おっしゃる通りで「返すお言葉」もない。ただいい訳にはならないが「一つづつ進めている」ことも事実で、近いうちに「授業評価」を大々的に行う予定であることは半年前に決めていたし来年1月24日には本校初めての保護者の「授業参観」を決めている。
何でもかんでも「初めて」だから「準備などに大変」なのであって、意識が無いわけではないのだが、保護者には上手く伝わっていないところがある。しかし保護者のご指摘には謙虚に耳を傾ける度量は本校は有していると思うし、間違いなく昨年対比で授業態度は良くなっていると確信している。
そういうわけで今日の一斉参拝の校長の話は「授業第一」「授業妨害者の排除」「授業中身のレベルアップ」と矢継ぎ早に対応策を決めたことを校内放送で一斉に全校生徒に伝えた。教職員には昨日のうちに校内メールで配信し体制を強化したのである。
・ その文面は:
 “前略 本件重要に付き、徹底して進めて頂きたい。「元来静粛であるべき授業中に私語をしたりざわついたりする生徒への対応について、10月以降少し厳しく対応していくように生徒指導のレベルを上げるよう」にお願いします。「授業を大切にする」ことを具体的に展開する為です。11月には「臨時保護者集会」を開催し、在校生の保護者に「授業料の値上げ」をお願いする予定でいます。「授業料はその授業の中身に対しての対価であり、」これが正当に評価されないようでは理解を得るのは難しいと考えています。一時期に比べれば相当改善されていると思っていますが、それでもまだ問題ある教室や担当教師の授業があると思っています。本件は「学年主任と生指とのタイアップで進めるように」お願いします。指導してもダメなら授業を受けさせないことも視野に入れて厳しい対応を取って欲しい。・まず業間遅刻は制限をつけ、25分とか欠課となる場合は教室に入れないこと。・午前午後でざわめきが違ってくると思うが、特定の生徒に限られている筈で個別指導を徹底のこと。・その他 新しい視点で「授業の中身を濃くするよう」お願い致したい。”    (学)大阪国学院 理事長    浪速中学校・高等学校長         木村 智彦
・ 以上のように匿名のファックスの方に一応はお答えした積りであったが、これには不満足と見えて「又学校にファックス」が入ってきたのである。その文面は:
“週に一度まとめてブログを拝謁しております。先日に下記の件で疑問を投げかけたにも関わらずブログに返答がありません。「保護者のご指摘に謙虚に耳を傾ける度量を有していると思うし、」ということに反するのではありませんか。

  要は「懲戒規定」を抑止力として使えるというのだ。ある面において的を得ている。高校にでもなれば「自己責任くらいの概念として持っており、「単位が取れねば落第」「規則を破れば懲戒」になることは高校生は知っている。
と書いた私の文章に対して
  「この学校は勉強しなくとも単位をくれるから勉強しなくてもいい。」と暴言を吐く生徒がいると聞きましたが、これは「単位が取れねば落第」という抑止力になっているのでしょうか?“と一昨日の23日早朝にファックスが又入ってきたのだ。
・ 前回と同じくブログに書いて「返事をせよ」と言われているのだが「困った、困った」。無視するのも一つの考えであるが行きがかり上最後のご返事を以下にしますので、仮に“名無しの権兵衛さん”として、どうかご理解ください。
・ ご指摘のような事案を探しましたがその「事実を把握出来ませんでした」。本校は「学習指導要領、本校の学則、進級内規」にのっとって適切に単位を付与しており、単位が取れねば「原級留置(落第のこと)」となるのは当然です。
・ ご指摘のようなことを貴方様は“聞きましたが”と表現されていますが、「誰から何時どのようなケースでお聞きになったのか」、具体的に示して貰わないと当方は対応の仕方がありません。
・ 1700名を超える様々な生徒がおり、学力も個性もそれぞれ異なり、私は居ないと信じていますが貴方様がご指摘するような“勉強しなくとも単位をくれるに近いことを言った生徒が仮に存在していたと致しましょう。「しかしそれの何処が問題ですか。」
・ 中にはテレ隠しで言う生徒もいれば、突っ張ってあらぬことを言う生徒も要るかも知れません。大切なことは「学校がしっかりとした方針を持って適切に対応しておれば全く問題ない」ことで、いちいち生徒が「言った、言わない」で学校の姿勢を問われるのは心外の部分があります。
・ もうぼつぼつ「正体を明らかにして名乗って堂々と議論」致しませんか。当方はNTTにも連絡して発信先を今調査していますが度重なる匿名のご批判は受け入れようにも「具体的に事案が確定出来ない」ので当方の対応にも限界があります。どうかご理解ください。
・ 平成19年10月23日丁度1年前のブログ「匿名の電話と手紙」を是非お読みください。私の気持ちを述べています。「匿名への対応には限界」のあることをご理解ください。この問題はこれにてブログに言及するのは止めます。他に発信しなければならないことがまだ多くあるのです。ご理解ください、“名無しの権兵衛さん”。