2009年1月27日火曜日

1月27日(火)大阪私学振興大会

・ 「大阪私学振興大会」が昨日午後大阪国際会議場にて行われた。主催は「大阪私立中学校高等学校保護者連合会(私学保護連)」である。「大会スローガンは保護者負担の公私間格差の解消」がメインであるが今年は橋下改革での私学助成削減がなされたあとでもあり熱気に満ちた大会となった。本校からも多くの保護者の方が参加している。
・ 新聞各紙は一応記事にはしているがいかにも扱いは小さい。来賓は橋下知事、府議会議長他であったが知事は昨年と同じく「公務のため」とか言って副知事の代理出席だ。多くの府議会議員が「大阪府議会私学振興議員連盟」に加入しておられ、自民、民主、公明他であるが共産党議員は出席されていない。
・ 2000数百名の保護者が勢ぞろいして決議文を採択した。採択された決議文は一字一句そのままで「中学校卒業生の進路保障と学校選択の自由のために、一刻も早く公費支出の公平化を実現してください」となった。
・ 我々私学関係者が言いたいことは世界に寄与する青少年を育成するために「公立私立で公費支出に差があってはならない」ということである。知事の言うように「大阪の教育を日本一にする」ためには「公立私立が切磋琢磨」して時代を担う青少年を育てていかねばならないということである。
・ 「公立と私立が適正な競争」を行うことで「質の高い教育を提供」できるし受けることが出来るといっているのです。しかるに現在は「公立高校への公費負担は年間一人当たり867000円もあるのに対して私立には387000円だけ」です。実に「その差は48万円」もありその差額を保護者が負担しています。
・ 即ち「公立の授業料は117000円に対して私立は平均593000円」と負担は「約5倍の差」になっています。これでは「私立で学びたい」と思っている生徒に機会を与えられない場合もあるのです。「著しく不公平な公費支出の是正」を早急に進めて欲しいと行政、立法当局にお願いした大会でした。

・ 昨26日から「入学願書受付」が始まっている。2月2日まで続く。志願者は「検定料金20000円の振込み証明書」を願書に添付して提出し交換に「受験票」が手渡されることになっている。
・ 振込みは本校指定の「郵便局口座」で、これはその後の振り込み手数料が安いからである。毎日「日単位の数値」が郵便局から知らされる。今朝時点で「2440人」の振込みを確認しているがもっと増えるであろうと予想している。
・ 平成16年がボトムで志願者が607人であったが今年が2500人予想だからざっと「4倍以上の伸び」である。「嬉しい」の一言である。約5000万円が入金される。多聞の買収金額の一部に充当されることになるだろう。
・ 今朝の管理職朝会で私は指摘をしたのだ。「内部の浪速中学生の検定料」は取っていないと言うから「それはおかしいではないか。浪速高校以外の外部受験を認めてそこには検定料を納めて本校の検定料を無料」というのは理屈に合わないではないかと。
・ 23人程度の中学生時代と違って今や数がうなぎ登りに増えており「手間隙」は外部受験生と同じなのだから「頂くべし」とした。入学金は頂いているのにつじつまが合わない。今年は間に合わないので来年からということに成ろう。「中高一貫」なら別の話であるが「浪速中学校と浪速高等学校は基本的に分離」されているのだ。
・ このように本気でお金のことなど管理職といえども誰一人考えていないのだ。残念の一言であるがこういう「訓練がされていない」から仕方がない面もある。2万円X100名として200万円のお金は心斎橋を歩いてみても「落ちていない」と私は語気を強めるのだ。
・ 橋下知事は昨日府庁に「外部人材を入れる条件」として「お金にセコイ人」と表現したみたいだがその通りだ。税金で食っている役人や学校の教員で「金に苦労していない人間」「金を本気で稼いだことにない人間」には何回言っても私のいうことは肌で分からない。民間出身の私は「自分で稼ぐ」ということが骨身に沁みているから寝ていても稼ぐことを考えている。

・ 「部活動外部指導者」の来年度の「雇い止め」「継続雇用」について検討に入るよう副校長に指示を出す。契約は一年単位である。本校は現在のところ硬式野球部、ブラスバンド部、雅学部、弓道部、柔道部において卓越した外部指導者を教員の顧問以外に充当している。
・ 大きな効果を挙げてくれており感謝しているが、元来は「教職員の手」で実施しなければならない。あくまで「教育的見地からのクラブ活動」であり、1週間に一回2ないし3時間指導に来るというのではやはり限界があると思うのだ。
・ ただ特殊な技量を要する部活動では教職員だけでは限界があることも事実であり,そういう場合に「外部からの技術指導者」を招聘することになる。しかしこれも「期限がある」ということを知って貰わないといけない。「コストがかかっている」のである。

・ 今「インフルエンザの状況」を注意深く監視している。「罹患の拡大」ということにでもなれば「即刻、学級閉鎖」である。「手筈」は整っている。中学生が危ない。2年A組が今日現在で5名欠席している。教員では今のところ2名がインフルエンザと診断されている。
・ 今年は昨冬を上回るペースで「Aソ連型が主体」とある。特に西日本で広がりを見せており心配の種だ。大阪府では約300の医療機関で今月確認されたインフルエンザ患者は5268人と産経夕刊が報じていた。Aソ連型は「タミフルが効かない」らしく注意が必要だ。外出時の「マスクうがい」が最も予防に有効という。
・ 保護者には「風邪の症状」と間違い易いのでちゃんと医師の診断をお願いしますと言っている。これ以上出るようであれば日曜日を挟んで学級閉鎖であるが本校は私学であり、ギリギリまで持ちこたえたいと中学副校長は言っている。

・ 高校生に「生活指導上のこと」で緊急に伝えたいことがあったので朝のショートホームルームの時間を使って校長室から一斉に「校長メッセージ」を放送で伝達した。一斉参拝や朝礼時では外部に筒抜けになるから時々この方法を最近とっている。校長の言葉で直接生徒に語りかけることは重要であり、又この方法は効果が大きい。