2009年1月28日水曜日

1月28日(水)教室手配

・ 新年度の「教室手配」が風雲急を告げて来た。毎日、毎日中学生が志願書の提出に大挙してやってくる。今日で2000名を超えた。一方朝一番に郵便局から「検定料納入」の電話が来る。こちらは2430名を超えた。
・ 「併願戻り率」は分からないが「手をこまねいているわけには行かない」。副校長と新校舎建設チームの検討をベースに「出来るところから」、「教室への改装」の準備が始まっている。
・ 元々教室だったものを生徒数が少なくなるにつれて他の目的用に改装したものを又「教室に戻す」のである。前にも書いたが「生徒の動線」が大切だから結局は「玉突き」になってあたかも「民族の大移動」みたいなことが起きているのである。
・ しかし私が「心配していた」ことが今日判明した。担当は「良かれ」と思って考えてくれているのだが、結局は私の言っていることが理解できていないのだ。余りにも「ぎりぎり」で若し1クラスでも増えたら「万事休す」となるのだ。「余裕がまったくない」。
・ 教室数を固定して考えているから若し戻りが計画を超えていたら「生徒を受け入れられない」ことが発生する。こんなことになったら「大恥をかく」ことになるだけで大阪私学の「笑いもの」だ。又「2年計画で考えよ」と言ったのだが「単年度」でしか物事を考えていない。
・ 「来年は間に合うのか?」と聞くと「来年は全く余裕が無いため、校舎を作らねばならない」というのだ。それなら今ある建物で教室に改造可能なものは「今年中に改造すれば良いじゃないか」と私はいうのだ。
・ そうすれば「来年の増設規模」も見えてくるし、とにかく今年については一抹の「不安感が払拭できる」という具合だ。今日副校長と事務長補佐に「厳命した。」「図書室を教室に改造し、これで4教室確保し、図書室は新館の修養室に移動せよ」と。まだ2ヶ月もあるのだ。十分間に合う。
・ 彼らは「極力コストの少ない方法」と思ってやっているのだがどうせ来年は必要である。出来るときにやっておくのも機会ロスの防止である。それに今日驚いたのは入試広報室の横で2分割して、今まで英語と国語の準備室だったところを教室に戻すというので見に行ったがとんでもない。
・ 窓は野球部の更衣用プレハブでふさがれ「暗い窓の無い離れ小島みたいな部屋」をところに生徒を入れるわけには行かない。これは生徒からも保護者からもクレームが付くかも分からないと私は思ったので、これは「教室とはならない」と言ったのだ。あくまで教室は教室に相応しい選択をしてやらねばならない。
・ しかし先生方はジャージに着替えて本などをエッサエッサと運んで作業してくれている「姿は美しい」。私は大変喜んでいる。教室改装で少々お金がかかろうがそんなことは大した問題ではない。新たな生徒を迎えるための「支度料」と思えば良い。
・ 唯一の外部機関としての同窓会室は「にっちもさっち」もいかない。同窓会長にお電話して「ご理解を求めた」。数年は校外に事務局を置いてもらわねばならないかもしれない。勿論会合などは遠慮なさらずに使用してもらって結構であるが言ってみれば一等地に使用頻度の低い部屋を設ける余裕は全くなくなってきたのである。唯一写真室が可能であるがここは窓も無く使用に耐えないだろうと思っている。

・ 「多聞尚学館」の改造計画が大分煮詰まってきた。まず教室、職員室、男性教師の寝室、女性教師の寝室、男女の浴場、3段ベッドの部屋は男子生徒用、女生徒用それぞれ、そしてそれぞれに和室と言っても絨毯敷きで多目的に使用可能な部屋など大きな投資を入れないで改造を進めている。
・ 「 3段ベッド」は最も安い木製のもので生産地はインドネシアみたいで輸入手配となっている。風呂についてはこれは私のアイデアではないが「中々考えたうまいやり方」を担当と施工会社が考えてくれた。当面はこれで行けば良い。
・ いずれ近い将来は浴場と寝室の建物は「新築」しなければならないだろうがそれまでの辛抱だ。これで千早赤阪村の建築指導課に申請することになろう。それにしても村当局ものんびりしている。
・ 「村長と私の間で値段は決着」したのだがまだ土地の測量とかで契約書の準備や臨時村議会は開かれていない。まあこちらは支払いが遅れるのだから助かる話であるが。とにかく3月27日には理事会・評議員会を多聞で開いて披露したいから間に合うように急がせている。

・ 1月1日以降「敷地内禁煙」に移行して4週間が経った。何処と無く「空気が清浄化」してきた感じがする。結構なことである。喉を痛めないので「風邪やインフルエンザにも耐力」となっているのではないか。管理職の先生方も朝会で私の部屋に入ってくると前には臭ってきた「プーン」という「タバコやヤニの匂い」がしなくなった。これだけでも気持ちが良い。