2009年2月1日日曜日

2月1日(日)天王寺スパ・ワールド

・ 「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」と聞いたことがあるが本当に早いものでアッという間に1月が終わった。今日は2月1日だ。2月は「高校入試」や「中学生の金剛山登山」、ナンと言っても最大の行事「卒業式」が28日にはある。忙しい月になりそうだ。
・ 卒業式は正式には「卒業証書授与式」というのが良いのか分からないが、いずれにしても「学校行事で最重要」なものであることは間違いない。今回を入れると僕にとって「7回目の卒業式」になる。7回も卒業式を経験できる校長も少ないと思うだけに「幸福感」と「責任感」を感じる。
・ さて今年は「式辞」として卒業生に何を伝えるか、ボツボツ整理していかねばならない。過去の式辞はすべて残しているが、時の社会情勢など反映して一回一回違っている。同じようなものはない。今日から頭の中で構成していくのだ。文章に打ち出すのは簡単でその前の準備が大切なのである。
・ 今日は日曜日、昨日は会食があり比較的遅くなったが今日は朝ゆっくりできた。「日曜日がとにかく嬉しい」。起床後5大紙に目を通す。住居の一回のロビーに新聞が用意されているので便利である。毎日新聞が大きく「橋下知事に対する府内小中学校長のアンケート調査結果」を取り上げていた。
・ まあ面白くもなんとも無い。大体義務教育の校長さんが知事など評価するわけがない。アンケートを取る前から「分かっている」話だ。教員出身の校長だからまあ教員意識に近いと考えておいた方が良いと私は思っている。
・ 先週から「風邪気味」で咳は出るし頭も少し重たい感じだ。それに「肩が凝って」仕方がない。頭がすっきりしないのはこの肩のせいかもしれない。しかし熱はない。まあ食欲はあるから大丈夫だろうと思っている。大体私は食欲を失うようなことはまず無い。その時は余程悪いときである。
・ それでも午前中は「床屋」さんに行ってさっぱりし、昼食はサンドイッチを作って食する。「まあまあの出来?」。昼食後思い立って「天王寺の新世界」にある「スパワールド」に出掛けることにした。
・ 私は「運が良い男」だ。何とサービス月間で1000円だった。通常は確か3000円近い。従って大勢の人で混んでいた。皆さん知っているのだ。ここは私にとって2回目である。前回はもう数年前で何時のことか忘れた。
・ 一人でこういうところに出掛けるのは余程「決心」しないと行けない。面倒くさいしそれほどお風呂が好きなわけでもない。しかし思いたったようにこのように出掛けるのだ。「リラックス」出来ると思っているからである。それだけ「日常生活が安定している」と言うこともあるかもしれない。志願者数が少なかったりしたら温泉などでもあるまい。
・ ここには多くの温泉があり、一つ一つ確かめながら味わって回るのだ。これが面白い。「露天風呂」もあれば「滝打たれ」の湯もある。「ハーブ湯」や「コラーゲン湯」というのもあった。「毒草の湯」というのには驚いた。勿論低熱、高熱サウナや「塩サウナ」と言うものもあった。塩サウナでは体中塩をまぶしてじっとしているのだ。それぞれに効能書きがあったがよく読まない。
・ 途中で休憩が出来、しばらくしてから又入ると言う具合だ。用は「カラスの行水」では駄目で「ゆったり、ゆっくり」して体を休めるのである。私も途中で肩こりをほぐすために「リラックスゾーン」というところに出掛けた。
・ 受付の人が「お客さんはアカスリですか」というので「いや、要するに按摩さんです」というとそういうコースに案内された。時間で値段が異なり私は40分で3700円のコースとした。
・ 5分ほど待つと「かなりご年配の女性のマッサージ師」が現れたので受付の人に「男の人は居ないのですか」と聞いたら「ああ、居ますよ」と言って替えて頂いた。私の体はがっしりしているので「男の力」でないと効かないと思ったのだ。
・ 想定は当たり、極めて上手いマッサージ師であった。日本語が少し違うと思っていたらご本人から「中国から来ました」と言っておられた。なるほど本場中国だから上手い筈だと思ったのである。
・ 按摩の後、レストラン街みたいなところにある「甘味どころ」でアイスクリームパフェーを取る。ほてった体に冷たいものが旨いのである。それから又温泉に入りに行くことになる。時刻は3時過ぎ人手はピークみたいで家族連れが多い。
・ 中には外国人と思える人もゆったりと入っておられた。おかしな感じがした。人ごみの中で共同浴場には外国の人は積極的には入らないのであるが、そうでもなさそうであった。湯の中に腰までつかり頭にタオルを置いたりしているのをみるとあれは日本人である。
・ 男女は当然別れて今日は4階が男性であった。女性は何処かの階だったのだろうが共同スペースが3階でここにレストランやマッサージ室などがあるのだ。とにかく1000円でゆっくり様々な湯を味わえるのは楽しみである。4月末まで1000円?不確かであるがトライされたら如何か。
・ 帰りに「黒袈裟を着た尼僧」みたいなお方が菅笠を外して白の地下足袋みたいなものを脱いで楽しみと言ったお顔で玄関に入られるところだった。今日は「托鉢で冷えたお体」を今から温まられるのであろうか。「微笑ましい光景」であった。
・ このようにして2月1日の日曜日は有効に消化して行った。時々のスパワールドは悪くない。1000円ならこれは「安い」。「幸せな気分」になれた。天王寺から帰って夕食の仕度だ。今日は「釜茹うどん」だ。寒い日はこれに限る。心なしか肩が少し楽になった感じである。これで「2月も頑張れそう」である。