2009年2月27日金曜日

2月27日(土)多聞尚学館進捗

・ 「千早赤阪村役場」から連絡が入った。「土地の測量」が完了したとの連絡である。これで「土地面積が確定」され、「売買金額」が決定したことになる。すでに「平方メートル当たりの単価」で合意しているので後は単純な掛け算である。
・ 旧郵政省の「かんぽの宿」ではないから安くもないし高くもない金額としておこう。公明正大、あっけらかんとした取引となる。千早赤阪村はじまって以来の「高額な取引」といわれるが「まあ、大したことはない」。
・ 早速「村有財産売買契約書(案)」なるものが送付されてきた。ドラフトである。これを本校の出入りの不動産鑑定士に見せて文言などチェックする。一覧する限り問題はなさそうである。
・ 先方の心配は今までも良く聞いたが「どこかに売り払って」、その内に「アベックホテル」や「パチンコ店」などを作られることである。特に地元住民はこのことを気にされていた。全く心配はない。私は千早赤阪村と楠木正成公の惹かれてやってきたのだ。
・ 一方、「改装工事」は順調である。「槌音高く」というところであろう。静かな山里に機械の音がこだまするのは「嬉しい」と「千早地区の区長さん」が大変喜んでくれている。実は一昨日に区長さんと副区長さんの3名のお方が学校にお越し頂いたのである。
・ 「一度学校を見学されたら如何ですか」とお勧めしたら早速お受けいただいたのである。大雨の中であったが大変に良かった。話は弾み、色々と発展していった。「中学生用の栽培体」には地元住民が手助けして頂けるということになった。
・ サツマイモよりも「ジャガイモ」の方が良くできるし、校庭に大きな「栗の木」があり、これを大切にすれば「栗の実」が沢山採れるという。「栗ご飯」だ。又校庭の片隅に「桜の木」があるがそれも大切にしていくことで合意した。何もおもてなしできなかったが昼食に豪華なうなぎ弁当をお出しした。
・ 改装工事は槌音高くと書いたが「工事費」がかかるのであまり槌音はない方が良いのだが「要る物は要る」ので仕方がないと思っている。大きく分けて幼稚園内部改装、小学校内部改装、男子風呂設置、女子風呂設置、付帯工事になる。
・ 寝室の整備と教室の整備、浴場の設置がメインであるが、まさに「寮みたいな」もので贅沢は出来ないが生徒や先生方が「気持ちよく」過ごせるように私は力を入れている。財布の中を見ながらだから辛いが仕方がない。
・ 男性、女性教員の寝室と浴場も別個に作る必要があるが、男性教師は男子生徒と同じ場所で人数が多いから大型が必要だ。女性の教員用及び女生徒用は人数も少ないのでとりあえず「最新式のユニットバス」だ。
・ 「120名規模の大ホール」が出来る。壁を取り除いて大きな部屋にした。「大教室」である。ここで「オリエンテーリング」や「食堂」「研修会」などが出来る。これは大変良い部屋になろう。昨日タイルカーペットの色を決めた。
・ その真ん前に職員室があり、「40人収容可能な通常教室が5教室」もあるから同時に様々な講習が並行して可能だ。一昨日副館長の教務部長が視察に出かけてくれた。進路指導部長や理数科長も同行した。
・ その報告を昨日受けたのだが「ガスストーブから電気式のエアコンにすべき」と言う。要はあの大型のストーブでは場所を取るしその周辺の者は熱さでのぼせてしまうというのだ。それに夏場で高校生40名のクラスではクーラーがないと「暑い」という。
・ 元々この問題は頭にあったのだが、1年様子をみようと考えていたのである。千早赤阪村では夏などエアコンなどつけているところはないと皆さんは言われるからだ。平均気温が20度と言う。
・ 私は夏は「窓を開ければ涼しい風が入る」と言うのだが窓を開けたら「虫が入ってくる」という。そしたら網戸にしたらどうだというと「編戸は付いていない」と言う。色々議論があったが結局仕方がないので「エアコンを設置」することにした。副館長の希望は叶えてやりたいと思ったのだ。
・ そうこうしていたら昨日入試広報室の面々が「一度見ておこう」と10名が大挙して視察に出かけてくれた。今朝その報告を受けたのだが皆さん、「起伏を上手く使った変化に富んだ建造物であり、想像以上に素晴らしい」と感嘆の声のレポートがあった。
・ 細かい指摘などを受けた。面白いのは教務部隊も指摘していたが男女トイレの上部に仕切りがないから「これは良くない」と言うのがあった。小学校だったので背が低く上のほうはどんなにしても届かず女子トイレを覗くなど出来ないのであるが高校生ではそうも行かないから「目隠し」をすることにした。
・ その他「洗濯機」が要るとかこまごまとした要望がありすべて前向きに対応していく。私は嬉しいのだ。このようにして教職員が多聞尚学館を「自分たちのもの」にしていく様子を見るのは「心地よい」。 
・ 最初の使用は3月26日からの「春季インテンシブ合宿」である。センターの進路指導部長が「お惣菜を宅配」してくれる業者さんを見つけている。河内長野駅前の「お弁当やさん」らしい。朝、昼、晩の「おかず」を運んで呉れることになった。
・ 後は「ご飯」だ。ご飯は館内で炊けば良い、事務長補佐に指示して炊飯器5升炊き2個と3升炊き2個の入手と軽量の割れないお茶碗とスープコップをセットで「なんばの道具屋筋」にでも行って求めるように言ったのだ。
・ お米は前のPTA会長さんが駒川商店街で大きなお米屋さんをされているから「そこで手配」するように言ったのである。古米でも良いと言ったがそれでは不味いかなと思って「普通のお米」と言い直したのである。
・ 正門につける銅版の「表札」は出来た。ポールに翻る大きな「校旗」も出来た。「校章」は今作って貰っている。三菱ミニバンの「トラック」は昨日到着した。「3段ベッド」は中国から福岡港にすでに到着しており3月上旬には多聞で組み立てが始まる。
・ 「多聞尚学館特別寄付金」が予想以上に集まってきている。「有難い話」である。お願いしたわけでもないのに出入りの学校前の制服店や教科書販売会社さんからも多大の寄付金があった。「恐縮」するばかりだ。
・ 有力理事からも多額のご寄付を頂いている。3月27日の理事会・評議員会は多聞で行う。その時は生徒も春休み合宿の間さ真っ最中であり、「多聞の雰囲気」を味わって貰える。そのときを見計らって評議員に寄付をお願いする積りだ。
・ サア、明日はビッグイベントの「卒業式」だ。「式辞」も出来た。会場も下見した。「斎戒沐浴」して明日を迎えることにしよう。