2009年8月27日木曜日

8月27日(木)他府県私立学校からの訪問受け入れ


・ 今日は静岡県浜松市にある私立中学校・高等学校の校長先生、教頭先生以下分掌主事の先生方総勢11名が本校に視察に来られた。間に立たれたのは関西大学の前理事長のM先生だ。
・ 先方が当方に送られてきた「依頼文」には「貴職にご教示を賜ることに対して強いお勧め」と書いている。そして次の一文である。「早速校内で説明しましたところ多くの教員から希望があり・・・」となっている。
・ 恥ずかしい限りだ。我々はまだ「発展途上の学校」で人様に教示することなどありはしない。しかし私立学校というのは公立と違って学校同士の関係性が希薄であり、お客様をお迎えすることは「我々の勉強」にもなるのであって、お受けすることにしたものである。
・ 本校へは公共乗り物を使って来られるのかと思っていたらなんと「自家用の小型バス」を横付けされたのである。恐らく26人乗りだろう。車体の横には「黒々」と校名が書かれており、正直「うらやましいな」と思ったのである。私はすぐに「買いたくなる」性分であるが、これは新校舎を見るまでは無理だし大体大阪は都会であるから必要ない。
・ 時間一杯ご熱心にご視察をされていた。当方も資料を用意して一生懸命プレゼンテーションを行った。お互い「私学同士悩みは共通」で、今後ともこれをご縁に関係強化を校長同士で確認したのである。この学校は素晴らしい9階建ての校舎をお持ちで機会があれば勉強させて頂く積りである。

・ ちょうどこの学校の「ホームページ」を見ていたらタイミングよく広報情報委員長と担当のM先生が入ってきた。この二人の目的は「改定ホームページ」の事前説明であるという。本当に偶然であった。
・ 私は言ったのだ。「今、素晴らしい浜松の私立学校のホームページ」を見ている。「見て」と言って3人が画面を追ったのである。そして「自信がないなら出直したら」「見て気分が悪くなるようだったら、今日は止めて欲しい」と。
・ 勿論冗談ではあるが「本校の新しいホームページに期待」しているだけに「どのようなものが出来つつあるのか」気になるのだ。前回は「外注」するとの要望がありそれを凍結させたから、今度は「自力で開発」しているのである。
・ さりながら、そうは言ったものの「限界もあるのかな」と思って心配していたが「将来の融通性を考えたら自力の方が良い」と言ってくれたのが嬉しかった。外注するとどこかのページをちょっと変えるだけで「お金が要る」ことになる。情報委員会も考えてくれたのであろう。
・ 委員会に属するM先生が殆ど一人で設計しているものだという。「素晴らしい能力」である。確かにこういうものは「合作」というわけに行かないのかも知れない。この先生はまだ常勤講師の身分であるがこの4月に北の方の私立高校の専任の職を捨てて本校に来てくれたものである。
・ 評判が大変良くて担当教科は「情報」である。生徒指導もしっかり出来て、時々私に「浪速はまだ生指に甘いところがある」と苦言を呈される。昨夜中学校の教員2名と夕食をともにしたのだが「中学校に欲しい」と言われるような人材である。
・ 仕事の進め方は巣晴らしく「何より仕事が速い」。ここが素晴らしい。さて肝心の改訂版ホームページであるが「まだ完成とは行かない」というのが結論である。「更に一工夫加えよ」と指示したのである。どのようなものが「アップ」されるか「近いうちのお楽しみ」と言ったところであろうか。

・ 「多聞尚学館の後半戦利用計画」がまとまった。高校教務部長と館長が様々な視点でまとめてくれたものである。明日の28日からの「週末スペシャル」を皮切りに来年の3月26日出発まで「蟻の入る隙間」もないくらい組み入れられている。嬉しい限りである。
・ 今年の3月末から始まった多聞尚学館の利用実績は何と「生徒で延べ人数が1633名、教員98名」である。回数は27回である。半年の週末回数から言えば殆ど毎週利用していることになる。すごい数値だ。
・ ただこの内「部活動での利用」はたった1回アメリカンフットボール部が使ってくれただけで他はすべて「学習合宿」である。アメフトに敬意を表さねばならない。3回も金剛山を登らせたらしい。
・ 特に後半戦の特徴は冬季と春季の「トップインテンシブを廃止」したことと従来の「トップ30」に加えて「セカンド30」を付け加えたことである。生徒から見れば「機会の拡大」であり我々から言えば「裾野の拡大」である。
・ セカンド30は「ネーミングが良くない」ということで案は「SP30」となっていた。「Superier30」と言う意味らしいが私はセカンドの方が良いと今でも思っている。「なにッ、今にトップ30に入ってやるぞ!」と思うではないか。

・ 残念ながら遂に「新型インフルエンザが本校でも発生」した。今朝現在で生徒3名、教員1名が新型と診断されて学校を休んでいる。「遂に来たな」という感じだ。生徒のうち2名はラグビー部であり早速対外試合は自粛して貰う措置とした。

・ 平成22年度4年制「指定校推薦大学のリスト」と「関西大学高大接続パイロット校推薦入学募集要項を校内掲示」した。3年生の生徒諸君は「固唾を飲んで」これを注視し希望を出すことになる。まだ夏だと言うのに高校3年生には「もう厳しい秋と冬」が音を立てて近づいているのである。

・ 「全国学力調査の結果が到着」した。現在中学教務部長が整理している。今日は重要来客でバタバタしていて報告を受ける時間が無かった。「明日の楽しみ」である。「大阪府」もどうなったのか大変興味深いのである。テレビでは早速「力を入れて」報道していた。