2009年9月9日水曜日

9月9日(水)多聞浪速農園「ジャガイモ」







・ 今日は久しぶりに「多聞尚学館」行きであった。中学校2年生の「勤労体験学習」の日であるからである。多聞での初めての試みとなる。今までは鳳神社近くの宅地の一角を借りて「サツマイモ」を植えていたのだが今年から「自前の農園」で出来ることになった。
・ 名称を「多聞浪速農園」と名づけ、サツマイモは難しいらしくて地元のアドバイスで「ジャガイモ」となった。千早赤阪村ではジャガイモが特産だと言う。とにかく400坪以上の農園であるから広すぎて大変だが仕方が無い。
・ 一部だけ貸して欲しかったのだがそうも行かず、結局一部をジャガイモ農園に改良したのである。もともと農地だったから「地味」は問題ないのだが土が固くなっているのでユンボをいれて耕したりしたのである。
・ 残った部分が広いのだがこれは又地元の勧めで「栗農園」にする。苗木を11月頃に植えるそうだ。「桃・栗3年、柿8年」と言うから「新校舎」が完成する頃は立派な栗林になっているだろう。柿ノ木では8年もかかり、私は見ることが出来るかどうか分からないから栗にしたのだ。
・ 中庭に大きな栗の木が一本あって大きな「栗の実」があちこち落ちていた。ご近所の皆さんが時に拾いに来て「栗ご飯」を作るのが年中行事になっているそうである。多聞のメンテナンス担当のKさんが「お礼」を言われたそうだ。結構なことである。どんどんお取りくださいというところだ。
・ 私は生徒の持参してくる「昼食弁当」には大変興味があって何時も覗き込むのだが、まさにお母さんの「愛情弁当」である。こういうのを観ると「大切なお子様をお預かりしている」と再確認する。
・ 私は行く途中で買った250円のおにぎり2個だけだった。まさか生徒のおかずを取るわけにも行かず我慢したのである。コンビニ製品を持参した生徒が3名いたが別に普通で皆と楽しく食べていたのにも救われた。
・ 私の時代はお弁当のおかずなどどちらかと言うと見せるのが恥ずかしい気持ちがあったりして「腕で囲む」ようにして隠して食べたものだったが今は全然違う。面白いのだが、一人パック入りカレーと白ご飯だけの生徒が居て先生に「チン」をして貰っていた。
・ 「こんなん、手間がかかる、何でカレーやねん?!」と先生が言うと「僕は知らん、お母さんが入れたんや」「お母さんにちゃんと伝えなあかんやん」と答えていたのには笑ってしまった。しかし昼食弁当にカレーのレトルトパックとは!?たまたま「エレック」があったから良いが山の上だったら冷たいカレーだ。
・ この農園作業は中学生2年生の「正式な伝統ある学校行事」である。もう何十年も続いている。私からの保護者宛の文書には以下のように書いた。一部であるが紹介したい。私の考えは多感な中学生時代は極めて「心の教育が重要」である。したがって勉強はものすごくさせるが「時に学校を離れて校外学習」をさせることは大きな教育効果を生むのである。
・ 残暑の候、保護者の皆様には、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は、本校の教育活動に、ご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
  多聞尚学館学校農園にて勤労体験学習を下記要項にて行います。子どもたちが農業体験学習に取り組むことは、自然を慈しみ、食べ物を作り育てる苦労と喜び、食べ物を大切にする心を養うなど、大きな効果をもたらしています。
  数回の畑作業により収穫されたジャガイモは、家庭科調理実習や老人ホームの慰問に活用し、幅のある体験学習に取り組むことになります。ご協力ご理解の程、よろしくお願いいたします。
1.目 的
 1)土に親しみ、自らの手で作物を栽培し、収穫の喜びを味わうことにより、ものを大切にする心と、勤労の精神を養う。
 2)どんなものを食べたら安全か危険か『選食』できる能力を身につけるため、栄養や健康、料理法についての知識を身につけさせる。
3)少子高齢社会に関する基礎的理解、家族関係や子育ての意義、介護・福祉などの課題に関する理解を深める。

・ 実はこのような資料があと数ページ付いており教員がすべて手作りしている。大変良くやってくれている。浪速中学校の教員は素晴らしい。このい『面倒見』のよいところが「浪速の売り」なのである。3ヵ月後の「収穫の日」が楽しみである。そしてご近所の老人ホームに生徒が届けるのである。

・ 多聞の評判が大変良いので「宿泊可能人数を増強」することにした。現在の120名をトータル「150名収容可能」にまで上げることとして現在改造中でその見聞に来た。今週中に完成する。使い始めて半年間で多聞で学習した生徒の人数が「延べ1800人を超え指導に当たった付き添い教員も102名」となった。
・ 来年度以降は「カリキュラム」を少し変えて弾力的にする。そして土曜日の授業を「選択制」とするから22年度の多聞の「週スペ」は人数が増えると考え、今回の工事で「教室も寝室も配置も改良」してより使い易くするのである。
・ これが若し京都や湖西今津などの外部の民間宿泊施設を使用していたら、宿泊費だけで一日8000円単価として1500万円の巨額な金額が外部に出ていたことになる。それよりもとにかく門to門で50分と言う「近さ」がどれだけ有難いか。
・ 大体このような「箱物」は社会保険庁のグリーンハウスではないが,評判は最初だけで後は「閑古鳥」が鳴いているというのが一般的であるが多聞尚学館は違う。生徒の人気を得て、ますます「多聞学習」の希望者が絶えない。
・ 私はなにより教員が「使いこなしてくれている」事が嬉しい。千早赤阪村との売買契約で15年間は他に転用できないが、現在いる若い先生方はこれを使いながら「自分たちの職場の有力な武器」として激しい「私立生き残り競争」に立ち向かってくれるだろう。
・ 「胸を張って頑張って欲しい。」このような校外学習合宿施設を有し、毎週末「週末スペシャル」として「完璧に利用」している学校は「日本広し」と言っても本校以外にはない。
・ 私は多聞に来ると気が休まり、ゆったりとする。「多聞尚学館が大好き」でならない。しかし多聞は今回の改造で投資打ち切りだ。「新武道館建設に精魂」を傾けなければならない。