2009年10月13日火曜日

10月13日(火)関西大学訪問


・ 「関西大学髙大接続パイロット校の推薦入学システム」について今年が初めての経験であったが無事に終了した。本年6月9日に「調印式」を行い来年3月卒業生から適用される新たな関西大学との契約に基づくもので本校からの推薦に対して大学側から「内定の通知」を正式に頂いた。
・ 我々も「良い人材」を送ることが出来たと思っている。内定した生徒にはすでに通知をしているがこの土曜日の17日に保護者同伴で正式に「関大内定通知式」を行う予定となっている。
・ 卒業までの間の半年間、関大進学者については「特別セミナー」を計画している。来春に関大進学してから各学部でリーダーシップを発揮し各学部の核として活躍できるような人物になって欲しいとの思いから今後定期的に「多聞尚学館」で特訓をすることとした。
・ まず皮切りは10月31日から1泊2日の予定で宿泊合宿を行い、「ディベート」教育を行う。題材を与えそれに対して十分時間を取って考え、みっちりと討論をさせるのである。「人前で他人の意見を聞き、そしてそのことについて自分の意見を述べる」と言う訓練である。
・ 勿論内定者には特に「英語」と「日本史」「世界史」の自宅学習も義務つけた。この二種の教科は「大学生の知性と教養」では特に重要であるからである。とにかく初年度のパイロット推薦の生徒だけに「念には念」を入れて磨き上げ、関西大学に送り込んでいきたいと思っている。
・ 内定者の中には本年4月に関大千里山キャンパスに誕生した関大11番目の「外国語学部」に生徒を送り込めることがある。宇佐見学部長から内定の通知を頂いたときは本当に嬉しかったのである。
・ 丁度時を同じくして11月28日に宇佐見先生から「外国語学部開設記念行事の招待状」が来た。喜んで出席するつもりである。この宇佐見先生は大阪府出身の英文学者で初代の学部長、日本英語コミニュケーション学会理事のご要職にある。
・ 私は本日久しぶりに千里の関大を訪れて宇佐見学部長にご挨拶することとしたのである。丁度同じ日に本校の英語の教員が3名、「外国語学部の竹内理教授」を訪問することとなっており、そちらにも合流したのである。
・ 本校は今学校全体で「英語教育の強化」を図っており関西大学との距離が近くなった関係で具体的な「英語指導法」などの指導を本校教諭が受ける新たな関係つくりを模索していた時に「竹内先生」を知ることとなったのである。
・ 竹内先生は「新進気鋭」の学者で、「英語教育学」がご専門で超有名な先生である。「実践と研究の橋渡し」を指向し小中高の教育現場と太いパイプをお持ちであり、今回その中に本校も加えて貰うように「依頼」に出かけたのである。英語の「達人」研究のエキスパートで世界に発信されている。
・ しかしすごい先生であった。学部長も素晴らしかったがこの先生も我々を圧倒させた。今後「本校の英語教育の指導コンサルタントの役割」を私はお願いしたのである。「中高一貫英語教育」もどうしていくのか、教科書はどうするのか、我々には「焦眉のテーマ」である。中学英語、高校英語、竹内先生の指導を仰ぎたいと思っている。
・ 又「多聞尚学館での英語単元集中講座」も教材、中身、進度ほか我々は検証しながらレベルアップを図っていく必要があるが、こういう場面に「英語教育法の専門の実践的な大学教授」が我々の傍に居て下さると言うだけで心強い。
・ 英語科のK先生の大学と同窓であり縁は異なものである。ところで宇佐見外国語学部長も進路指導部長の大学の先輩であり、私は「関西大学との縁の近さ」を感じたのである。特に私は外国語学部長と初めてお会いしたが一瞬で「意気投合」し話が大いに盛り上がったのである。
・ しかし今日は関大千里山キャンパスをあちこち走り回ったのである。「理事長、常務理事、前学長、前副学長、入試センター室」など表敬訪問やら挨拶とやらで大変だったが、これほど順調に大学キャンパスを回ることが出来たのも珍しい。理事長は大歓迎してくださり「ひとしきり」大学の将来と浪速のポジションのありようで話が弾んだのである。
・ 時間は5時30分を回りあたりは薄暗くなってきたが、私は同行した教員を連れて市内に戻り「楽しいひと時」を過ごしたのである。有意義な一日であった。こういう時はリラックスして呑みながら、「教員人物論評」ほど「酒の肴」として面白いものはない。