2009年12月25日金曜日

12月25日(金)府庁訪問







・ 理事長職務代理から校舎天辺の「国旗」が「あれでは小さいから大きなものをプレゼントする」との電話があった。「風が強くて強度のあるものが必要ですよ」と言ったら「二重になっている」と言われた。本当に細かいところに気がつくお人である。

・ 学校は昨日の午後から校内を開放して「校内見学会」を開いている。明日までの3日間である。まだ進路先を決めあぐねている生徒や都合悪く「入試説明会」に来られなかった生徒を対象にしているものだ。来校した中学3年生は昨日だけで前年同日に比べ1.38倍である。
・ 今日も昨年の2倍は来ているという。「一体全体どうしたことか?」どうも今年の中学3年生の動向が良く見えない。間違いなく「公立授業料無償化」の政策で中学校サイドでも進路指導に変化が起きているのかも知れない。このような見学会は昨年もあったと入試広報室は言うが私には記憶に無い。全く読めないのである。年明け8日から「教育相談」が始まる。

・ 今日は金曜日、実質的には今年最後の仕事日なる。28日月曜日は官公庁の「仕事納め」の日だから、今日午前中に府庁の私学・大学課にご挨拶に出向くことを前から決めていた。しかし朝から仕事は続き、アポ無しとなった。
・ 朝一番、「3年生の学年主任と進路指導部長」が入ってきて「関西大学からのパイロット校推薦入学に関する打ち合わせ」を行った。関大は「堺市に新しいキャンパス」を来年4月に開設する。学部名は「人間健康学部」である。
・ 「こころ」「からだ」「くらし」を総合的に捉え、人間の幸福を実現するための健康に関わる諸問題の解決手段を実践的に学ぶ教育と研究の拠点である。この学部は本校から自転車で15分でいけるような近さにある。
・ 学長先生から生徒の推薦依頼を受け、学年主任と進路指導部長がまず公募し具体的な人選に入ることになる。本校は府内南部に住む生徒が多く、この学部を大いに期待していたから志望者が多いだろう。
・ 学校が休みになっての連絡だから、始業式からの周知徹底など「時間との戦い」になる。学年主任や担任団が早速打ち合わせをしていた。立派な良い生徒を送ろうと思う。

・ 「2学期の成績のまとめ」を類・コース長から受ける。まずⅡ類、Ⅲ類、内部進学生、理数科、Ⅰ類のコース長からである。成績優秀者、単位欠点者、登校実績など詳細チェックする。どうもというかやはりというか「女生徒の頑張り」が目立つ。良い傾向ではあるが男子はもっと頑張らねばならない。

・ 10時「府庁私学・大学課」に年末ご挨拶に出向く。お忙しい中を課長はじめご担当の職員の方々がお時間を取って頂き当然「公立高校授業無償化」に話題を絞ってお話をした。
・ 本当に私学課の皆さん、我々私学のことを考え、頑張って頂いている様に頭の下がる思いである。我々は公立とは違う教育の中身で勝負していかないと「公立回帰」は止まらない。私学にとって「正念場の時」を迎えた。結論は「私学として良い教育をする」ことに尽きる。これが今日の結論である。

・ 府庁から戻るタクシーの中で運転手さんが「お客さん、ゴルフしますか」と突然聞いてきたのである。どうも余程「ゴルフが好き」な様子であった。私はもうクラブを握らなくなって8年になる。
・ 昔は「それは、それは良くプレーした」ものだったが、教育界に転じたときに「しないと決めた」のである。別に大きな理由があったわけではないが「自分へのけじめ」として決心したのである。
・ 校長がゴルフをするということは別におかしいことではないが、今まで企業人としてゴルフをしてきたので、それを継続すると「今までの延長線上の自分」だと思い「決別」したのである。もうクラブなどどこかに埃を被っているだろうし、古くて使い物にもならないと思う。
・ 若い、まだ30代前半でゴルフコースの会員権を購入し、本格的にやり始めた。海外駐在のときもゴルフは「日課ならぬ週課」であった。「土日の連ちゃん」も厭わずプレーしたものだった。「腕前」も少しは上達したがシングルにはなれなかった。
・ バブルの前には社用族で多くのプレーの機会を有していたがバブル崩壊後ゴルフ人口は幹部サラリーマンから一般の勤労者や女性へと広がっていったような気がする。タクシーの運転手さんが「唯一のストレス解消方法」といわれていたには少し驚いた。
・ プレー代も先週の平日に奈良のコースで回ったら、昼食が豪華なバイキングで「全て込み込みで7000円」と言われていた。間違っているのではないかと思った。一時期は平日でも安くて25000円はかかったものだった。私にとってもう一回ゴルフをする機会が訪れるか否か。恐らく無いかも知れない。

・ 12時過ぎに学校に戻り教職員から上がってくる「決済業務」をする。そして13時に「プロジェクトX」の打ち合わせとなった。午前中別の場所で「大きな進行」があり、その報告と今度は本校の対応として、関係者集まって確認の打ち合わせとなったのである。
・ 従って今日はクリスマスならぬ「記念すべき日」となったのである。しかしこのプロジェクトは明日の土曜日も仕事がありここ2ヶ月土日潰して皆さん、頑張ってくれている。有難い限りである。
・ 予定通り「新春拝賀式」で内外に「オープン」出来るかもしれない。しかしまだ安心できない部分があるのである。しかし私も明日は出勤するが実質の仕事納めの日に「プロジェクトX」の「日の目」を見たということが素晴らしい。

・ そうこうしていたらOBの「プロ野球オリックスの大引選手」がカレンダーを持参して校長室に来てくれた。本校卒業生で法政大学の主将からドラフトでオリックスに入団し1年目からレギュラーをしめている選手である。「玄人好みの大変素晴らしい選手で私はファン」である。
・ 話が弾んだ。今から野球部の練習を少し見てくれると言う。嬉しい限りである。「実家は住吉区の由緒ある神社」でありお父さんも大変立派なお方である。何時もこのようにストーブリーグに母校に戻ってくれる。心がけの大変立派な男である。