2010年1月26日火曜日

1月26日(火)「私学経営」2月号






















・ 久しぶりに「公式メッセージ」をアップしている。是非お目を通して欲しい。権威ある教育雑誌「私学経営二月号」の「時評」という欄に小論文が記載された。昨年末に急遽依頼されたもので急いで書き上げたものである。タイトルは「公立高校授業料無償化と私立高校の経営」である。
・ この問題は民主党政権の来年度予算との関連、大阪府の進める「私立学校就学支援システム」とも密接に絡んでいるテーマで、何しろ「現在進行形の私学志願者数とも大いに関連」があるから、まさに「旬のテーマ」である。
・ 状況は日々刻々変わっているから、1ヶ月前に書いた内容が「ピント外れ」になっていないか心配したのであるがその懸念はなさそうで安心した。正直書く「論調」が難しかったのである。
・ 批判的に書くか、抑えて書くか、どうにでも成ったのであるが、改めて読んでみると、ある程度私の思いも書かれており「まあ、イッカ」と言ったところである。「2800字という字数制限」があったものだから焦点を絞れなかったのが反省である。
・ 私の文章はこのブログでもそうだが「語彙の選択」に結構気を使う。たとえ1行の文にも思いを伝えたいと「推敲」する。そして「分かり易く」である。「何を書いているのか、何を伝えたいのか」さっぱり分からない文章に時々出くわすが、それでは読者に伝えるには「説得力ある文章」にはならない。
・ 雑誌社からは「浪速の学校改革」をテーマに引き続いて書いて欲しいとせがまれているがこれはもう少し後にしようと思う。昨日原稿料として20000円が振り込まれていた。A4版2枚で2800字程度だったから「一文字7円程度」になる。安すぎるが仕方がない。

・ 「今日は大安」、中学3年生の志願者が願書受付に午後どんどんやってくる。「学校単位に纏まって」来るのである。「極めて礼儀正しい」。恐らく中学校で「指導」されているに違いない。「良い印象」をもたれるように大人を見かけたら高校の先生だから「挨拶しなさい」などと言われているのだ。
・ どの生徒も真剣なまなざしで受験票を受領したら「ほっと」した感じであったが、これから「2月10日の学力試験まで受験勉強」に気が入るのではないか。先の新聞記事で「浪速の倍率が7.8倍」と高かったから「誇りと緊張感」の混ざった複雑な心境だろう。是非頑張って欲しいと思う。
・ 昨日の職員会議で「入試準備」が教務部長から示され「準備作業」方針は確認された。ぎりぎり体育館を試験場にしなくとも全ての教室開放で「試験会場」は間に合う計算となった。体育館は暖房がないし使わずに済んで一安心である。
・ 2550個も椅子が学校には無いためこれはここ最近「外部からリース」している。問題はトイレで、冬場だし試験間隔が15分しかないためトイレに殺到することが予想される。私はこれもリースとなるので数については多い目にするよう事務に指示したのである。
・ 女生徒の数が昨年よりは増え、男女総数でも増えているからである。本日の手続き完了者を含めて「総勢909名」となった。昨日が122名だから相当伸びたが、明日が前半の山場となりそうだと入試広報室は延べていたのである。

・ 午前中、日本総研の主任研究員をお呼びして事務長を交え議論をした。テーマは「退職金」である。この先生は3年前に契約して「人材育成評価システムの制度設計」をともに検討した研究員で頭のシャープなコンサルタントである。もう一度「知恵を拝借」して「退職金制度設計」の検討をして貰おうと思っている。
・ あわせて「若い世代の処遇を手厚くする昇給カーブ」についても検討依頼を行った。本校は加齢とともに給与水準が高くなるが、最も家計の厳しくなる30歳代や40歳代に配慮できないかと言う素朴な発想である。時間をかけて検討を進める。

・ 午後理事長職務代理が執務室へ来られた。「新武道館のお茶室と弓道場」の設計図面を検討して頂き、アドバイスやチェック項目を持参して頂いたのである。職務代理は有数の「お茶人」であり、又弓道のほうも大学時代から相当やられてきており、実践のみならず知識も豊富であられる。
・ 私は全く詳しくないので弓道部の顧問の先生を部屋に呼んで話に参加して貰った。二人の会話を聞いていると「専門用語」が飛び交い、こちらは「チンプンカンプン」であった。
・ 本校の弓道部の指導者は昨年立命館大学の新卒を採用した常勤講師の先生で、高校時代から弓道の世界で名をはせ、「立命館弓道部の主将」まで務めた先生である。関西学生チャンピオンも取った選手だ。
・ 熊本出身で地方の「某銀行に就職」が決まっていたのを「内定辞退」までして貰って本校に指導者として来て貰った先生だから私は大いに将来を期待している。同時に社会科の教員でもあるから「教科指導も腕を高めるよう」会うたびにプッシュしている。
・ 理事長職務代理は「質問に何でも的確に答えていた」と満足げで、どうも気に入られたみたいであった。後で「礼儀正しい」と褒めておられた。お茶室のほうも大阪では有名な宗匠で大学教授を茶室設計にアドバイス頂くと張り切っておられた。最近お元気だ。その後「人事関係」の打ち合わせを行い二人で大筋の方針を固めた。

・今日は断続的に副校長と分掌主任の校内人事相談を行い、一応「原案を二人で作成」している。今後の手順はまず私が「2月1日に管理職人事を校内イントラネットに告示」する段取りで進む。管理職人事だけは私の「専管事項」であるから、まずこれが先である。
・ その後、新体制での管理職が「来年度の分掌人事の主任や主担当者」の議論をして貰う手筈である。今私がまとめているのはその原案となるものである。それが確定され次第、2月6日の土曜日までに決定発表となる。その後すぐに「新1年生の担任団」を決めなければならない。年度末に向けて入試やら人事やら忙しくなってきた。