2010年2月1日月曜日

2月1日(月)中学校合格者登校














































・ 早いものでもう2月である。1月も何とか無事に過ごすことが出来た。「月度、月度が一区切り」で一ヶ月が無事に済むと私は「ホッ」とする。この「2月は重要行事が目白押し」である。まず11日と12日に「高校入試」がある。
・ ついで16日は中学校の「耐寒行事金剛山登山」がある。昨年始めた新行事で今年が2回目である。今年はPTAの有志が多聞尚学館で「ぜんざい」を作って生徒を待ち受けていただけると言う話でこれも「楽しみ」である。
・ ついで17日は今年から始める「高校生耐寒行事」である。昨年までのマラソンから切り替えたもので果たしてどのようなものになるのか。近鉄の石切駅を出発して「生駒山麓くさかコース」の縦走、「摂河泉展望コースからのパノラマ」を楽しんで河内一ノ宮の「枚方神社」に戻ってくるルートである。
・ そして2月27日の「卒業式」となる。とにかく学校と言う所は公立も私立も1月から3月までが無性に忙しいし特に「気を使う期間」である。だから疲れる。高校3年生には「大学入試」があるから学校の教員は本当に「神経戦と肉体戦の両方」で1月から3月を過ごすのである。

・ 先週の土曜日は「関西大学連携浪速中学校」の新入生の「入学準備登校日」であった。私立中学の準簿作業は早い。学校のことなど詳しくお話し「今後の日程」と生徒には「春季課題(宿題)の配布と説明」が行われた。
・ もう宿題だから入学生も堪ったものではないが「これが私立中学」である。我々は徹底して鍛える。特に今年の入学生は「関西大学連携浪速中学校」として「第1期生」になるから特別に私は「目配り気配り」していくつもりである。
・ 関大コースが1クラス、特進クラスが2クラスで「成績によっては相互乗り入れ」したりして生徒の個性と学力に合わせて進路指導をしていくがその前にとにかく「6年一貫教育の指導計画」が極めて重要である。
・ すでに中学教務部長が用意しているが更に検討を深め、内容を充実させていかねばならない。そのためには「中高一貫コース長の人事」がポイントである。誰を持ってくるか既に人選を終えているが新管理職の意見も入れながら最終決断をしなければならない。
・ 新入生召集のもう一つの理由は「制服採寸」であった。制服と体操服と体育館シューズの採寸である。成長が著しい年頃だから親御さんも慎重である。最初は大体「大き目」の制服で入学式当日はどちらかと言うと「ぶかぶか」の感じになるがそれが夏休み明け頃には「ピッタシ」してくるから成長の早さが分かる。
・ 本校出入りの制服店、運動着取り扱い店さんなどは「総力」を上げて対応することになる。今年も3クラスだから一時期の対昔の30名程度の採寸だった時を思い出してくれれば学校に対して「ビジネス上、有り難い」と思ってくれる筈である。
・ 学校が人材を投入し、広報資金を入れて「入試広報活動」を行い、すべて決まった段階で「ご関係の会社さんが乗り込んでくる」構図である。1円も営業費を使わずとは言わないが、「ハイ、有り難うございます」だけでは「世の中は通らない」と思って「施設協力寄付金」をお願いしたところ快く受け止めて頂いた。これらはすべて「生徒のために還元」される。

・ 今日は午後から市の「中央体育館」に出張した。「大阪私学保護者の集い」に参加するためであった。初めて「橋下知事が出席」されるから「何を語られるか」興味があって出席することにしたものである。
・ 知事は当選し着任当時から比べ「私学に対するご理解」が相当変化してきたというか進んだというか、明らかに変わってきている。記者会見などでも私学に言及する場面が目立つようになっているがどうも「まだ違う」ような気がする。今日の感想は紙面の都合から別途に譲って詳細触れる積りである。

・ 今朝校内イントラネットで「管理職人事の内示の教職員告示」をした。新任の管理職が2名誕生した。そして高校と中学にそれぞれ独立した「教頭」を置くこととした。又入試広報室と広報情報委員会管轄の「担当教頭」を設置することとした。
・ これに伴って副校長は2名体制である。中学・高校のそれぞれに副校長を置くのではなくてあくまで副校長は両方を監督することとなる。筆頭副校長は名前は副校長でも「准校長」的であり正に校長と表裏一体である。
・ それは今年から「人材育成評価システム」の評価結果の「給与処遇反映」が本格化するからである。足掛け3年かけて進めてきたこの制度に「魂をこめる」時がきたのである。全く独立した不偏不党のポジションで「正しい評価作業」をして私に「意見具申」して欲しい。
・ 4月昇給において評価によっては「昇給格差」が発生する。これはその年度の賞与一時金にも差が出て退職金算定の基準月額賃金にも影響が出てくるものだ。最も「22年は1/2反映であるが23年度以降は100%反映」となる。
・ 今、日本経団連と連合トップの間では「春季交渉(春闘)」の大きなテーマに「定期昇給問題」が大きく取り上げられマスコミでも大きく報道されている。もはや「1年経ったら給料が上がる」という時代ではなくなったと言うのが経営側の論理である。
・ 学校の教員の給料は高い。毎年、毎年4月になれば給料は上がり続け、50歳を超えたら900万円近くになり60歳前後では1000万円にもある。いまやダントツに近い「高給職業集団」が教員である。
・ 私は社会全般がそれを許していただけるならそれで良いと思う。闇雲に高い高いと批判するのは間違っている。教師は多忙だし仕事を良くする。それに真面目だし第一「教職と言う仕事へのリスペクト」もあろう。「教師を尊敬し処遇しないような社会では教育は成り立たない」。
・ しかし全ての教員が立派だというから誤解を受ける。中には現実に酷い教員がいるのも事実であって、本校の人材育成評価システムは「自己を凝視し、自己を高めてもらう努力をして貰う」のが目的である。そして「頑張っている教員を応援」するのが目的なのである。