2010年2月15日月曜日

2月15日(月)鬼の霍乱
















・ 「鬼の霍乱(かくらん)」と人に言われる前に自ら言っておこう。「広辞苑」によると「鬼の霍乱(かくらん)=いつもは極めて壮健な人が病気になることのたとえ」と説明がされてあるがこれだけでは何のことだかよく分からない。
・ 「霍乱=暑気あたりの病。普通、日射病をさすが、古くは吐瀉(としゃ)病も含めて用いられた」とある。「鬼」つまり頑健な人が「霍乱」つまり暑気あたりのような状態で「フニャフニャ」になったようなことを言うのだろう。
・ 2ないし3日前からどうも調子がおかしくて、喉が「ヒリヒリ」、土曜日の夜は幾分「寒気」がして体も頭も「ふにゃふにゃ」で余り寝られなかった。そして昨日の日曜日は何処へも出かけずに家で食事もせず「寝てばかり」いたのである。
・ 面倒くさいから体温など測らずにいたが、何とか探し出して測ってみると「37.3℃」であった。日頃熱などないからほんの少しでも熱があったりすると「ぐにゃぐにゃ」になる。恐らく土曜の夜はかなり高い熱だったのかも知れない。
・ 大体3年に一度くらい熱を出す。ただそれだけのことで「寝込む」とか「仕事を休む」とかはない。ただ体がだるくて「ボーッ」となる。「木村殺すに刃物は要らず、熱が少し出れば済む」ってところである。とにかく発熱に弱い。
・ 昨夜から売薬の「バッファリン」を服用したが少し効いたみたいで今朝は通常通り出勤できた。熱は昼間は下がるのか。熱さえなければどうにでもなる。昼休みに近くの「学校医」の先生の所に行って「薬」を処方して貰った。丁度常用薬の「血圧のクスリ」も切れ掛かっているから丁度良かった。
・ この先生が極めて良いのである。この先生もまた私が探しに探して「学校医」をお願いした先生である。何しろお若い。「見るからに優秀」そうである。熱、喉、咳の薬と胃薬を頂いた。一安心である。血圧は順調であった。「明日は金剛山登山」である。頑張らねばならない。
・ しかし体とは別に今日は朝から「縁起が良かった」。7時30分過ぎに秘書の職員が「生徒さんが来ています」と取り次ぎに来た。何事かと思っていたら何と「中学2年の女生徒がバレンタインのチョコ」を持ってきてくれたのである。
・ 年とともに関係の無くなってきたチョコであったが今年はようやく一個貰った。自分で焼いたのだという。「手紙が入っています」と言うのでそれを読むと「校長への激励文」である。
・ 「木村校長先生、一日遅れましたが手作りチョコレートです。是非食べて下さい。校長先生、これからも頑張ってください。応援しています。」には思わず笑ってしまった。「ありがとう。頑張ります」と言いながら早速口にしたのである。
・ 広報情報委員会のT教諭が土曜日の「ウエブ上の合否発表」のアクセス数のまとめを持参してくれた。何と何と「トップページは23759件」のアクセス数となっている。これに恐らく引っ張られたのであろうか、校長日記も4270件となっていた。あのややこしい校長日記など受験生が読むわけは無いので「やたらと触りまくった」結果がこの数値になっているのかもしれない。
・ 「硬式野球部の新しいユニフォーム」について顧問教諭が来て「費用」の相談である。「学校と保護者会で折半」とした。本当は全額負担してやりたいが、財布のこともあり、「そう気前の良いことも出来ない」から折半と決めたのである。部員数は120人もいるが用意するのは30人分で良いという。
・ 昨年の11月以来の「英語科指導会の日」であった。「関西大学の竹内教授をお招きして浪速の英語教育を考える」としての第2弾である。本日は中学校英語の指導会で3年生と2年生の各一クラスである。
・ 病院から帰って中学校の方に行き、先生にご挨拶申し上げた。この時にこの度「関西大学外国語学部」に進学の決まった生徒のその後の「英語力の伸び」について少し前に学部長にレターを差し上げたのであるが竹内先生はそのコピーを持っておられ「素晴らしい生徒さんですね、学部長からも宜しくとの事でした」とお褒めの言葉を頂いたのである。
・ 指導会が終わった後は先生を囲む懇談会となる。今日は私の体調が優れないから副校長にお願いした。これがワイワイと又楽しいのである。こういう研究会には費用を惜しまない。先生方がこの研究会で得たことをすべて「生徒に還元」してくれればこれほど嬉しいことはない。
・ 卒業間じかの高校3年生の保護者から「授業料がほぼ完納」された。「有り難い」ことで心置きなく卒業式が挙行できる。「3年間に亘って高い授業料を納めて頂いた高校3年生の保護者の皆様に感謝し、卒業生の前途を祝福」する。
・ 現高校1年生がこの11月に「海外修学旅行」に出かけるので教員を「下見旅行」に出さねばならない。ドイツのベルリン、フランスはパリ、アメリカはニューヨークが中心であるが各コース教諭1名とした。
・ 本当はもっと行かせてやりたいがいずれも「先進国」であり、旅行会社の添乗員とのペアーだから最低人数とさせて貰った。無駄だとは思わないが「節約」出来るところは予算をカットしなければならない。
・ 11月の旅行になぜ今頃の時期?という疑問があって当然であるが時期的なものが重要で本番11月に気候が似通っている3月4月が良いからという。4月2日出発で入学式までに帰って来るのである。成果を挙げて欲しい。
・ 13時25分から「校務運営委員会」であった。「1.5次高校入試」の段取りが決められた。入試広報室には中学校サイドからの「問い合わせ」電話がひっきりなしにかかってきていると言う。1.5次で仮に5名でも合格してくれれば有り難いことである。
・ 私のほうからは「セカンドキャリア支援プランの拡充策」について説明し、この後イントラネットにアップするよう事務長に指示を出した。教職の仕事に熱意が失われた人は「新たな人生を切り開いて欲しい」と思い、そのための餞別金を拡充したのである。
・ 教職という仕事に誇りと責任を有し「この道一筋」と思っている人と共にやっていきたい。「兼職兼業や他の仕事に興味がある人はその道に進んで欲しい」のである。本校の教員になりたいと思っている若者は極めて多く、彼らに席を譲ってやって欲しいのである。