2010年4月23日金曜日

4月23日(金)ミニ展示?
















・ 4月21日、毎日新聞の朝刊に本校の大きな記事が出たので、2ないし3の電話があった。「凄い」と褒めて頂くのである。昨日は市内の大手の塾の社長さんがわざわざ立ち寄ってくれて「お褒めと激励」をしてくれた。
・ 前の府立高校勤務時代から存じ上げているお方であるが、「今や大阪の塾業界で浪速の勢いを知らないものはいないし、理事長率いる浪速の賞賛の声ばかり」と言われるので、「とんでもない。まだまだです。」と私は答えた。これでは「褒め殺し」である。
・ 「教職員の頑張り」のお陰で確かに成果は確認しているが、私は「旗は振ってはいるが動くのは教職員」である。私学にとっての成果は「入学者数の増大」であるが、私が一人ひとり集めて来た訳ではない。「本校の教育が評価された」からであろう。
・ 「とにもかくにも私立高校は塾の先生方のおかげ」でやっていける訳である。浪速がここまで成長できたのは本当に個人ウンウンの力ではなくて公立中学校の諸先生方や塾の先生方のお陰であることは間違いない。
・ 塾に関して言えば本校はどの塾様とも「誠実に均等に」お付き合いさせて頂いており「不公平やはったり」などは完全に排除する姿勢を貫いてきた。従って本校の入試広報の面々は時に塾関係者には「もどかしい」と思われているかもしれないがこの「誠実」ということだけは人後に落ちないと私は大変喜んでいるのである。「愚直」かも知れないが今の世の中、愚直と言うのも生きていく知恵かもしれない。

・ 学校は極めて「順調な滑り出し」をしている。授業も落着いて軌道に乗ってきている。今年の1年生は中々優秀だという声も聞こえてきているので私は喜んでいる。3年生は600人近いマンモス集団であるが入学した時から成績は良く、団体行動でも揃っている感じである。
・ 2年生も良い生徒は多いのだがどうも「覇気」というか「気概」というか伝わってこない部分があるとかの教員の評価だ。「可愛い子」が多いが、少し「甘ちゃん」だと言うのである。どうだろうか?
・ 教員はよく言うのだが「学年でそれぞれの特徴がある」という。それはそうかもしれないと私も同調する。8年も校長をやっていると何とはなしにそれを感じる。しかし「その違いを個性とは言わない」。単なる「集団の特徴」であって学校のミッションはそれらを「教えて、鍛えて卒業させる」ということではないか。
・ 特徴を個性と勘違いして「個性を尊重する」などと言い、「教育的強制力を行使」しないと「成長」などしないし「いびつな育成」となってしまう。「教育とは強制力を伴うもの」であって「やる気を待つ」とか「支援する」とかは無責任な「寝言」である。
・ うがって考えれば「しんどいことは避けよう」という「教員の逃げ」と取られかねない。特に「学力」と「生活習慣」については然りである。当然生活習慣については「ご家庭」の指導が最大且つ最重要なものであるが、そうだからと言って学校が何もしないのは「的外れ」であり、学校も厳しく「駄目なものは駄目」と罰則を振りかざしながら教えていかねばならない。当然「罰則は抑止力」となる。

・ 学校はここ3日間「ミニ展示」と言って「文化部」が昼休みに自分たちのPRをする「催し」が始まっており今日が最終日であった。昨日は大雨だったが生徒は屋根のあるピロティを使ってやっていた。
・ 「吹奏楽部」や「軽音楽部」がどうしても主体になるが「生物部」とか「鉄道研究部」とかもある。運動部がどうしても目立ってしまうのは仕方無い面もあるが校長としては当然文化部も応援してやりたいのである。
・ しかし何時もそうなのだが軽音楽部の人気は高い。私には「何を歌っているのか」日本語さえ理解できないし、曲も「ガーガー」というばかりでさっぱり良いとは思えないのだが生徒は殺到する。
・ 最近の特徴は「女生徒の元気の良さ」である。女性ばかりのバンドも目に付くようになってきた。戦国武将好きの女性とか肉食系の女性とかいうけれどそうかも知れない。男子は草食系である。
・ 生徒の素晴しいのは「時間がくれば、スパッと止める」ことである。これは立派である。あれほど騒いでいても、「潮が引く」ように教室に戻り、チャイムで授業が始まる。静寂が始まるのである。

・ 来週28日に行われる「校外学習」即ち昔で言うところの「遠足」の計画が出揃った。中学生は石舞台で有名な「飛鳥地方散策」である。これは良い。高校1年生は「神戸三宮」近辺の散策、2年生は「京都の宇治」だ。
・ 最後となる3年生は「市内スポット巡り」となったらしい。大阪城公園から始まって国立国際美術館の「ルノワール展」もコースである。必ずチェックポイントには教員が待ち構えており「サボる」ことは出来ないように設計されている。

・ 今日から本格的に教員の雅楽団の「龍笛」の指導が始まった。講師の先生は大阪府神社庁雅楽講師の先生で市内心斎橋の由緒ある神社の神職である。先生方には頑張って欲しいと思う。私が選んだ先生方である。素晴らしい「笛の名手」になって欲しいものでだ。
・ 先の「神楽舞」とこの龍笛そして生徒の雅楽部が「コラボ」すればまさしく「神社神道の学校」としての「アイデンティティ」を内外に表明できると言うものである。そして将来外部でのコンクールや大会、演奏会などで活躍するようになってくれれば私は大満足である。

・ 今日は又14時から「大阪私立学校人権教育研究会第6部会第1回例会」が本校で行われた。冒頭本年度幹事校の校長としてご挨拶申し上げた。お昼には中庭で生徒が軽音楽でガーガーやっていたので「元気な学校だな」と思われたのではないだろうか。