2010年4月6日火曜日

4月6日(火)22年度入学式その2

































・ 私の式辞は何時ものトーンであるが今日で8回目となる。私にとって入学式は毎回毎回新鮮で嬉しくなる。「卒業式はもの悲しくなる」ものであるが入学式は嬉しさにいささか「舞い上がった」感じになるのである。
・ 特に今回は「浪速生としての心構え」について強調して話しをしたのである。その中の一部は“本校は全般に「生徒生活指導には厳しい学校」として聞こえています。特に「いじめ」「喫煙」「化粧や服装」「通学途中の公共マナー」は厳しい指導があります。それも学校の教育だと思っているからです。生活規範が乱れていると学業成績にも影響があることを学校の教師は知っているからです。安易に流れてはいけません。「駄目なものは駄目」なのです。
・ 「何のために勉強するのか」答えは簡単です。「自立して生きる力を身に付けるため」です。中学校高等学校はそのための基礎基本を学ぶということです。その結果「正しく考える力、正しい判断力を身につける」ということです。一言で言えば「たくましく、しなやかに生き抜いていく力」を身につけるということだと言っても良いと思います。「生き抜く力はまず基礎基本の教科書にある」と私は信じて疑いません。
・ 結局「学びの意味」は「自分の現状と自分の将来の環境を変えることに繋がる」ことになるからです。自分にとって最適な環境を得るために皆「心を鍛え、体を鍛え、頭を鍛える」。そのための「社会の公器として学校はある」ということです。学校は「学びの場であり、訓練の場であり、単なる居場所ではない」ということを忘れてはいけません。(以下略)と言った具合で少し厳しいトーンで話したのである。

・ 式の終了後「担任紹介」を私の手で行い、生徒はクラス写真の撮影で会場を後にした。保護者にはお残り頂いて現在、国と大阪府が進めている「私立高校就学支援制度」について詳細説明申し上げたのである。皆さん「しわぶき」ひとつなく私の話しに集中されていた。
・ その後は在校生が部活動のユニフォームを着て会場前列に勢ぞろいして自治会長が「歓迎の言葉」を述べたのである。こういう時に本校の生徒は「品の在る良い生徒」だと分かる。
・ 私は「映像」を使って「多聞尚学館」「堺の校外グラウンド」「新武道館」の「教育トライアングル」の完成を「黄金の三角地帯」と称してPRを行い「施設充実金」のご寄付をお願いしたのである。「一口5万円で出来れば二口」と申し上げたのである。
・ これで私は会場を後にしたが後では「教育後援会長」が後援会への加入とご寄付をお願いしていたのだと思う。本校は「教育後援会組織」がしっかりしており、これは学校とは直接的には関係ない「任意の団体」であるが秋の「浪速祭のバザーの売り上げ」とかを基金として学校に支援をしてくれている有り難いものなのである。
・ 記念写真が終了した後私は「理数科とⅠ類の集会」に呼ばれてそこで一言挨拶するのが慣わしとなっている。これらの生徒には進学で頑張って貰わねばならかいから特別に「檄を飛ばす」のである。
・ そして最後の行事が「特待生制度に該当した生徒と保護者」への伝達式である。今まではなかったものであるが授業料免除などの特待生であるから「それなりの重み付け」と考え校長の言葉で特待生であることの伝達と激励を行ったのである。これは過日教員が先進校視察をした結果から「他校を真似た」ものである。
・ このようにして平成22年度の入学式は見事に終了したのである。本日の司会は始めて高校教頭のM先生がしたのであるが「メリハリ」があって大変良かったと思う。それとここまで準備してきたO学年主任以下学年団の指導力が良かった。この学年は良い學年になりそうな気配である。
・ 全てを終えて私はふと思いついて「中学校の職員室」に赴き、先生方に集まって貰って少し話をさせて頂いた。総勢18名の若き集団である。中学校の歴史に少し触れ、新しい感覚で「輝く関西大学連携浪速中学校」として欲しいとお願いしたのである。