2010年6月6日日曜日

6月6日(日)義理を果たす
























































・ 6月19日の「浪速ふくろうスタジアム」の竣工式の日が「晴れて」くれることを祈るばかりであるが、まあ「自然の成り行き」に任せよう。「自然には逆らえない」からだ。例え「雨が降っても」式は決行する積りである。大きな土の塊のグランドだから、それこそ「雨降って地固まる」である。
・ 手を加えないと決めていたが「左側の表札ふくろうスタジアム」がくっきり見えるようになったから、右側の表札の字「浪速中学校・高等学校」が光線の具合で見えにくいのがアンバランスになってきたので、方針を変更し、同じく字の上に白いテープを貼って貰った。見違えるように見えるようになったのである。
・ お隣さんが「堺カントリークラブ」であるが、申し訳ないけれどもここの表札よりは立派に見える。工事責任者が言われていたが多くの車が立ち止まって本校の表札を見ているというのだ。
・ 確かに私が訪問した短い時間の間でも2台が停まって窓を開け「じろじろ、しげしげ」表札をご覧になっていた。私は「しめしめ、成功」と思ったのである。「へー、浪速か。立派なグランドを持ったなー」という風に思っておられるだろう。これは「大きな宣伝効果」がある。
・ 過日のブログにおいて道々の分岐点で「案内板」について年間72万円も費用がかかるので「止めた!」と書いたら一昨日お電話を頂いて「うちの土地を使ったら」とご親切に言って頂く保護者のお方がおられた。
・ 早速そのご自宅を訪問させて頂いて検討させて頂くこととした。丁度角地で格好なのだが「少し遠い」ような気もする。それに立ち居地の土壌の堅固さにいささかの不安もある。しかし有難い申し出である。「お茶までご馳走」になってしまった。
・ 理事長職務代理は面白いアイデアを言って来られた。「堺カントリークラブの隣です」で全ては片付くとおっしゃるのだ。堺カントリーは途中の電信柱や分岐点に多くの道案内を掲げており、それを「利用せよ」との考えである。「なるほど」。
・ 一方の意見は「やはり宣伝媒体」の意味もあるからどこかに設置すべきとの意見であった。とりあえず近くに来たときに駐車場や入り口を間違わないようにグランド敷地内のバックネット裏の柵に一つ設置する手配をかけたのである。
・ 「国旗掲揚台」も立派なものが設置された。当初よりも背の高いものに切り替えたものである。旗日には中央に「国旗」、右側の本校の「校旗」、試合のときは左側に相手チームの校旗となろう。旗は既に手配が完了しており「強度のあるもの」としている。とにかく風が強い土地柄である。
・ 立派な「ブルペン」というのか「ピッチング練習場」が出来ていた。これは素晴しいものだ。今はクラブハウス、各クラブの倉庫、トイレ、手洗い場と足洗い場の工事が山場で今週の末には駐車場の「アスファルト舗装」が終わるだろう。
・ 舗装が終われば「ムード」は最終完成に向かって盛り上がってくるだろう。後は「備品調達」である。一つ一つ「吟味」して調達している最中である。クラブハウスには「黒板」を入れることとした。
・ 担当の先生は「白板、ホワイトボード」と言っていたが私は「黒板にしたら」と言ったのである。黒板があればここで「運動クラブ員もちょっとした勉強も出来る」という「雰囲気」が出て来るのである。「にわか教室」である。
・ 随分前に親しい「好文学園の新設なった弓道場」を見せて貰ったことがあるがここに学習する場所が取られてあったことに私は感心したことがある。こうでなければならない。「文武両道」とはこういうことだろう。
・ ロッカー、冷蔵庫、製氷機、靴入れ、ヘルメット入れ、など大体考えがまとまった。今週から工事に入るのではないか。申し訳ないがこのグランドは不動産会社から一報を得て「学校内で最初に飛んで見に来たのも私」だし、「地主」に「直にお願い」するなど私が「全てを今日までリード」してきた。最後の最後まで私の思うようにさせて貰う。
・ 堺グランド担当の保健体育科のI教諭はしみじみと「まさか私がこの年でこのような球場が出来るとは思わなかったなー」と言ったそうだ。この先生は43歳であるが定年までに出来るかどうかと思っていたというのだ。
・ 「そう、出来るのである。もう少しで完成するのである。」こういうのは「一気呵成」に進まないと出来るはずがない。まず土地である。このような近い場所にまとまった形で少なくともフラットな状態の土地に遭遇できたのは私の「運の強さ」である。「神のお導き」のお陰である。
・ 出入りの不動産会社の社長さんは「安い買い物でしたね。これは将来例えば外部に売却するとしても最低でも5億円で直ぐ売れますよ」と言っていた。この話を先の「職員会議」で全教職員に紹介し、「我々も資産を持てるようになった」と言ったのである。
・ 教職員が「よさみ会」という親睦団体から「50万円」を寄付してくれた。嬉しいことであった。名誉理事長と理事長職務代理お二人から50万円寄付して頂いた。これに私も25万円加えて「神木クスノキの大木」を75万円で植樹した。
・ PTAと教育後援会が「36本の桜の樹」をグランドと取り囲むように植えて頂けることとなった。86万円の費用と聞いた。同窓会が大きな「両面文字盤の時計を60万円」で設置して頂ける。
・ ある保護者からはバックネット裏のロイヤルハウスの「エアコン」(10万円相当)の寄贈も決まった。指定の制服店、楽器店、教科書販売会社さんなどから10万円相当の「現金支援」があった。有難いことで感謝している。
・ 「クラブの保護者会」からクラブハウスに設置される冷蔵庫、製氷機、水やなどが合同で寄贈される準備がなされているみたいである。実現したら嬉しい限りである。「保健室(静養室)のベッド」は多聞尚学館の時に買ったものがあるのでそれを流用する積りだ。
・ 昨日朝、5月31日でご退職された前筆頭副校長先生が学校に見えられて何と「堺のグランド用で15万円、まだ完成していない武道館のお祝いとして15万円の合計30万円」を持参して来られた。私は感激したのである。
・ これが「武士の品格」であろう。「人間の品性」とはこう言う時に現れるものだ。先に教員がボーンヘッドでミスった漢検受験料の学校への損失補てん要求などトンでもない話である。この二人に教員は大きな味噌をつけた。猛省してもらわねばならない。
・ 「金を出すときは出せ」と言いたい。それは「必ず戻ってくる」ものだ。「取ることばかり考えないで、出すときは出す」こういう生き方が人間の品性を高める。出すときに出さないと結局「後で大いに後悔」しその「有形無形の損失は取り返せない」。
・ 「お金を出すときに出さず、顔を出さねばならない時に出さねば」、時によっては「全てを失う羽目」になるケースもある。それは最も人間として大切なものである。金額の多寡ではない。「気持ち」なのである。「」なのである。「マインド」である。
・ 人間として最も恥ずべき悲しいことは「吝嗇、けち、金の亡者、義理を果たさない」と言われることというのが私の人生哲学である。大人社会とは「義に生きる」ことである。「義理を欠いてはならない」と私は教えられ学んできた。特にお世話になった人への義理は大切である。
・ 私は言ったのである。19日の祝賀会など教職員と「共に祝おう」と言ったのである。あれは一部の教員やクラブのものではない。「浪速の財産であり、有効な資産を有した喜びを共有したい」と少なくとも幹部教員にはメッセージを伝えたのである。しっかりとした行動を取って欲しい。