2010年6月7日月曜日

6月7日(月)禁煙週間終わる
















・ 「5月21日に武道館の地鎮祭」を行って実質2週間が過ぎて現場の工事は順調に進んでいるみたいである。大変結構なことで私は喜んでいるのである。今は堺の「浪速ふくろうスタジアム」の方が「山場」で、武道館に時間は避けないし、まだ私の「出番」はない。
・ でも時々関連した昔のお付き合いの会社が「顔色を変えて飛び込んで」きて「このプロジェクトに参加したい」と言われる。過日もシャッターメーカーの「文化シャッター」さんの大阪支店長が来られた。
・ この会社とは私が「住金の営業部長時代」に大変お世話に成った会社で今でも会長、社長とはお付き合いのある会社である。申し訳なかったがシャッターが使われるなど知らなかったが弓道場の矢取り道に使われるらしい。
・ 私は早速ゼネコンの南海辰村さんに電話して「検討対象ポジションにつけて欲しい」とお願いした。勿論権限は「フルターンキー」で請け負っている南辰さんにあるのだが、「施主」としてのいささかの権限と付き合いもあるので「繋ぎ」をしたのである。
・ 文化さんも頑張って欲しい。目の前に文化シャッターのI会長さんの白髪頭がちらちらして困った、困った。それ位深い付き合いの会社ということである。今のところ「義理ある会社」としては電気工事の「キンデン」さんと文化シャッターさんである。
・ 武道館の工事現場は何か「古代遺跡の発掘現場」みたいで、私は最初見たときに昨年行った奈良県桜井市の「まき向遺跡」を思い出したのである。工事現場が几帳面に片付けられ整理整頓されているところを見ると何か信頼感が生まれてくる。
・ とにかく「隣接して大阪市の霊園があるので私は十分気をつけて工事を進めるようにお願いしている。ここのお墓管理を公的にあるいは私的、どちらか知らないが、中々のお人がおられて、このお人の「ご機嫌」を損ねてはいけないと細心の注意で進めている。
・ 桜の花びらが霊園に飛び込むというので過日には大きな桜の樹を一本伐採した。最近では霊園の傍で「タバコを吸っている大人がいる」というので調べたがそのような教職員はいない。恐らく敷地内と外とを混同されたのではないだろうか。
・ 確かに霊園は少し高いところにあり、そこから見れば塀の中か外か分からないのではないか。いずれにしても武道館工事の後は「クラブ活動のハウス」そして「新校舎建設」と長丁場になる。しばらくは要注意で行かないといけない。
・ 近隣の皆様に信頼されるためにも私は敷地内を出て「公道上での喫煙」などすべきではないとこう職員には述べたのである。どうも勤務時間内に正門を出てどこかで喫煙している人がいると話もあるのだが、敷地内ではないからそれ自体は許可を得て外出する限り違反ではない。
・ しかし「大の大人」がちょこっと外出して急いで一服し又急いで執務に戻るというのも「悲しい話」で、今この問題をどうするか副校長に検討を指示しているのである。果たして名案はあるのか。

・ 民主党の政権交代劇で大きな報道もなかったが「5月31日の世界禁煙デー」は終わった。日本でもこれに合わせて5月31日から6月6日まで続いた厚生労働省の進めた「禁煙週間」も昨日で終わった。
・ この期間本校の教職員で真剣に「禁煙を決意」した人は幾らくらいいるのかさっぱり分からないが私の想像では「ほとんど居ない」のではないか。禁煙週間のテーマ「煙の無い健康的な社会作り」の響きが何か「空虚」に聞こえる。
・ 何か建物の外でタバコを吸えば許されると思っている人が居るらしいが、とんでもない話で外で吸っても「服や髪の毛にニコチンが付着」する。非喫煙者の親に比べて子どもの体内から2倍のニコチンが検出されたデータもあると今朝の読売は報じていた。
・ 同じ室内で吸えば15倍にもなり乳幼児突然死症候群やぜんそくなどのリスクが高まると記事にはあった。そういう理由から最近では自治体も従来の敷地内のみならず「周辺地域での喫煙の禁止も導入」してきているのである。
・ 可哀相だが喫煙者が歩きながら格好つけて路上でタバコを飲む姿がそのうちに見られなくなるだろう。喫煙者にとって「肩身の狭い時代」になってきたものだ。映画「第三の男」とか「石原裕ちゃん」の格好良い喫煙姿は遠い過去の話となった。
・ とにかく今後の視点は「受動喫煙の防止」に勢力が注がれている。「タバコは粒子であり臭いは粒子」であるから、たばこ臭い人は受動喫煙をさせていると言う自覚が必要である。
・ 府の健康作り課によると「大阪府の喫煙率は男性44.2%、女性13.6%」でそれでも府が96年に目標とした「男性30%、女性5%には程遠い比率でタバコを止める難しさ」を示している。
・ 「喫煙は心理的、身体的な依存が原因で必ずしも意思が弱」ためだけではないというがこの論理はおかしいのではないか。「意思の問題」だろう。何度禁煙にトライしても失敗だったというが「本気でないだけの話し」だと思う。
・ 本校の関係者で重要なポジションにあるお方は自他共に認める「ヘビースモーカー」であったが昨年暮れ突然倒れられ、一発で「禁煙に移行」された。タバコの煙りの中に一酸化炭素は酸素より2000倍以上血液に溶け込み酸素の運搬を妨害する。このため心筋梗塞や脳梗塞を引き起こし易くなると聞かされた。
・ 頭では分かっていても「こと自分のことではない」と思っていれば「禁煙など関係なし」と勝手に思うのが「人間の弱さ」であるが、実際病気で倒れ、ドクターから「止めないと死にますよ」と言われたら直ぐ禁煙に入るのだから、考えてみればこっけいでもある。

・ 今頑張って頂いている事務長代理は某銀行から出向してきて頂いているのだが、人材探しに当たって初めて条件を付与した。それは「非喫煙者」であった。本校にとっては画期的なことであったと思う。それは次期事務長候補だからである。「学校の管理職がタバコを吸っていては示しが付かない」。
・ 今年4月に専任教諭に採用した若い先生方も結果的に「ノンスモーカー」であった。私がブログで「学校社会での教員の喫煙問題」を発信し続けたからこの影響があったのかもしれない。これで「止めた」と方向を転換してくれたならこれほど嬉しいことはない。私は「良いことをした」と思っている。
・ 今勤務してくれている常勤講師の先生に対して専任への条件に「非喫煙者に限る」とは現段階では明言しない。しかし「採用条件とはしないが参考にする」とまでは社会通念上許されるのではないか。現在検討中である。
・ 仕事がバリバリ出来て人柄もよいが喫煙者と仕事能力はそれほどでもないが非喫煙者であるというのと「どちらを選ぶか」と聞かれたら答えは正直難しいだろう。両方とも選ばない考えもあるか・・。とにかく私は「学校という世界」は喫煙という行為から距離をとっておくべきというのが「学校という存在の使命」だと信じているのである。そういう観点から現在進行中の堺の校外グランドについても「学校地として敷地内禁煙を徹底」したいと考えている。